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カープ・鈴木誠也、夢は大リーガー 「妥協せず、自分に厳しく」 セ界一・日本一・世界一に挑む

1/1(水) 12:09配信

中国新聞デジタル

 広島の鈴木誠也が初めて夢を明かした。将来的な米大リーグへの挑戦―。「そこで頑張りたい思いが常にあったからこそ、妥協せず、自分に厳しくできていた。チャンスがあれば、行きます」。2020年、カープと侍ジャパンの4番は大志を抱き、飛躍を期す。

 鈴木ファンにとってはうれしく、カープファンにとっては複雑かもしれない。いつの時代でも若者の向上心が成長への糧。「もともとは興味はなかった」と言うメジャーへの思いは日本代表として海外チームと戦ったり、首位打者のタイトルを獲得したりし、膨らんだ。「上を目指していく中で、やりたい気持ちも出てきた。そこに今、僕の目標がきた」

 8年目の25歳にとって、海外フリーエージェント(FA)権取得は最短で23年。球団幹部が「まだまだうちに必要な選手」と言うのも仕方がない。しかし昨オフ、菊池にポスティングシステムの申請を認めたようにチーム貢献度が高ければ、FA取得を待たず、海外挑戦の道が開ける可能性はあるだろう。

 壮大な夢をかなえるには、まずは広島での奮起が欠かせない。昨季、チームのリーグ連覇は3で止まり、4年ぶりの4位。「(低迷し)面白くないなと思った」。16年から主力となり、優勝を逃したシーズンは初めてだった。

 今季から指揮を執る佐々岡監督と共に「一体感」を大事にする。貫くのは全力プレー。「一人でも違う方向を向いていると(優勝は)なかなか難しい。出ている選手が一生懸命戦っていけば、下の子もおのずとやってくれる」。成績だけでなく、取り組む姿勢でも手本となる。

 シーズン中の7月から東京五輪がある。昨年11月のプレミア12で4番に座るなど、今や侍ジャパンに欠かせぬ存在となった。五輪の重みは、新体操の日本代表として12年のロンドン五輪、16年のリオデジャネイロ五輪に出場した妻の愛理さんからも教わった。「話を聞いて、やはりすごいことなんだと思った」と気持ちが高鳴る。

 日の丸を背負う誇り、国民からかけられる期待…。「負けは許されない。日本が一番強いところを見せたい。(自分が)打率0割0分0厘だろうが優勝できればいい」。重圧を力に変えた時「SUZUKI」の名は世界に広まるだろう。世界一とセ界一、そして先に見据える米大リーグへの道。かつてない戦いに挑む一年が、幕を開けた。

中国新聞社

最終更新:1/2(木) 19:19
中国新聞デジタル

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