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髪寄付で成人式後に最初の貢献を 病気と闘う子のウィッグに 前橋の女子学生グループが呼び掛け

1/2(木) 6:20配信

上毛新聞

 20歳を迎えた前橋市の女子学生グループが、12日に開かれる成人式に向けて伸ばした髪を、式後にがん治療などをする子ども向けのウィッグ(かつら)制作のため寄付する。会場でチラシを配り、他の新成人にも参加を呼び掛ける。合言葉は「ハタチ最初の社会貢献をしよう」。式典を主催する市や、取り組みに賛同する美容院の応援を受け準備を進めている。

◎新成人対象 呼び掛け賛同の美容院がサービス

 グループは「20(はたち)のヘアドネ」。代表で群馬大2年の金子優花さん(20)は昨年、髪を寄付する「ヘアドネーション」に関心を持った。一つのウィッグを作るのに30人分ほどの髪が必要だと聞き、多くの新成人が髪を伸ばす機会になる成人式でのPRを思い立った。

 昨年8月、山本龍市長に手紙を出して協力を依頼。美容の業界団体や、がん患者の支援団体にも相談した。同い年の女子学生3人とグループを立ち上げ、成人式会場での呼び掛けが認められた。当日はチラシを配ったり、ウィッグを展示したりする。

 成人式から1年以内に、賛同する市内の美容院30店で身分証を示して髪を切ると、各店ごとの料金割引や、無料のトリートメントといったサービスを受けられるようにした。県美容業生活衛生同業組合前橋支部長で、美容院を経営する石川実さん(68)は「若い人たちの思いがうれしい」と協力を惜しまない。

 同市に住む新成人が対象。髪は31センチ以上が望ましいが、短くても美容師の練習用などとして販売し、収益をウィッグの制作費に充てられるという。髪は美容院か、本人がヘアドネーション団体へ送る。

 グループのメンバーが先月24日、市役所で開かれた市の定例会見で発表した。県立県民健康科学大2年の剣持汐里さん(20)は「ウィッグを受け取った子が笑顔になってくれると良い」と期待。金子さんは「活動を通じて、ヘアドネーションを幅広い世代に知ってほしい。まずはウィッグを一つ作れるだけの人数が参加してくれたらうれしい」と願う。

 問い合わせはメールで「20のヘアドネ」(hairdonation20@gmail.com)へ。

最終更新:1/2(木) 6:20
上毛新聞

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