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ワークよりライフが「戦場」 “ワンオペ育児”で突発性難聴に 子育ての大変さ、父親も発信していい

1/5(日) 7:00配信

withnews

【#父親のモヤモヤ】
育児と仕事に奔走していたら、ある日突発性難聴に。ワーク・ライフ・バランスなんて誰が言った? ライフはもはや「戦場」で、むしろ働いているほうが気が休まるという逆転現象……。

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アスキーのウェブメディアで連載記事「ほぼほぼ育児」を担当する、編集者の盛田諒さん(36)。同じく編集者で共働きの妻と家事育児をシェアしながら、仕事をしています。記事には、育児のおもしろさとつらさがユーモラスに描かれています。どんな思いで記事を書いているのか。盛田さんが抱える「父親のモヤモヤ」を聞きました。(朝日新聞記者・武田耕太)

2カ月の育休。突然の失職経験が影響

いま2歳の長男の誕生にあわせ、盛田さんは2カ月の育児休業を取得しました。

妻は7歳年上。いわゆる高齢出産にあたり、妻の両親も高齢です。育児をめぐって頻繁に何かをお願いするのも難しい。そして盛田さん自身、新卒で入った会社が2年でつぶれる、という経験をしています。

「どっちかが働けなくなったり、会社がいきなりなくなったり。そのときにどっちかが子育ては自分はできません、となったらやっていけない。同じだけの子育てスキルが双方にあったほうがいい、というのが育休をとった直接のきっかけになりました」

育休中のできごと、初めての子育てを通して得た発見や驚き。「育児はすごい、地獄と幸せが同居している」「赤ちゃんがわたしを親にしてくれる」「うんこを冷凍してはどうか?」……。ユニークなタイトルとともに、記事は連載「男子育休に入る」にまとめられています。

男性の育休取得率は6%ほど。世の中全体でみれば珍しい存在で、当然のように発信も少ない。ならば自ら発信してみよう。それが記事を始めるきっかけでした。そして復職後、後継企画となる「ほぼほぼ育児」を始めました。

「ワンオペ育児」で突発性難聴に

記事のなかで「2歳児くん」と表現される長男は、イヤイヤ期を迎え元気いっぱい。そのエネルギーはすさまじい、と言います。

「子育てしながら働くことの大変さを、正直なめていました」

編集者の妻は週末の出勤も多く、そうなると一人で2歳児くんをみることになります。

記事のなかでは、日々の「戦場」ぶりを紹介しています。

朝は6時に起き、乾燥機にかけておいた洗濯物をたたみ、2歳児くんに朝食をとらせ、着替えをさせ、「保育園行かない」とダダをこねるところを説き伏せつつ、保育園へと送ります。

時間に追われるように仕事をし、帰宅はだいたい午後8時。保育園の迎えは妻の担当です。そこから協力してお風呂に入れ、寝かしつけるまで息をつくひまもありません。週末も全身全霊で向かってくる2歳児くんにヘトヘト。異常な疲れ具合。恐ろしいほどあっという間に流れていく時間。「エネルギーも時間も等しく吸い取っていく2歳児くんは、まるでブラックホールのようです」

昨年6月、ストレスから突発性難聴になりました。

ゴールデンウィークの10連休を乗り切った後の5月。40度近い高熱が出ました。妻の仕事の関係もあり、そのなかで「ワンオペ育児」をせねばならない事態に。そこはなんとか乗り切ったものの、今度は2歳児くんが風邪をひき、会社を休んで看病することに。突発性難聴になったのはその後のことでした。

医師の診断と治療を受け、2週間ほどで快方に向かいましたが、この経験を通して、盛田さんは「危うさを感じた」と言います。

「子育てをしているだけなのに、自分の身がボロボロになるという現実。自分自身の健康を保って育児にかかわらないと、家族全体が崩壊する危険がある、と実感しました」。一番弱い立場にあるのは、子どもである2歳児くん。そこにしわ寄せが行くことは避けなければいけません。「もっと誰かに頼るなり、助けを求めるなりしないといけない」と考えさせられたそうです。

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最終更新:1/6(月) 18:43
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