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日本一の高校生山ガールが語る登山の魅力 仲間と絆深め、山で食べる肉丼は格別の味

1/3(金) 17:02配信

高校生新聞オンライン

富士(静岡)山岳部は、創部60年を超える歴史ある部だ。8月、インターハイ(全国高校総体)で同部女子部員のチームが3年ぶり2度目の全国優勝を果たした。大会出場メンバーに普段どんな練習をしているのかを聞いた。(中田宗孝)

階段の上り下りで体力づくり

山岳部員は体力が肝心。水入りのペットボトルを複数入れた重みのあるザックを背負いながら、校内の階段の上り下りを20~30往復するなど、登山に備えた体力づくりが主な練習内容だ。

インターハイ(全国高校総体)出場をかけた県大会が近づくと、ザックを背負い校外を走る、往復約5キロの「歩荷ラン」の回数を増やすという。「途中、学校近くのお寺の階段の上り下りも繰り返します。(地上との標高差が約150メートルあるため)キツイですが、良いトレーニングになっています」(金指澪奈・3年)。

週末には「月例山行」と称し、同校のある静岡近郊の山を月平均3回のペースで登る。夏休みには3泊4日の夏山合宿を行う。昨夏の合宿は、富山県と岐阜県にまたがる黒部五郎岳(標高2840メートル)などで行われた。また、原則1泊2日の「秋山山行」もあり、昨年度は、山梨県と長野県にまたがる甲斐駒ヶ岳(標高2967メートル)を登頂した。

「信頼関係の強さが自慢」

金指は、かつて山岳部員だった母親の勧めで入部した。「入部したての頃は、山を歩く時間がとても長いことに驚きました。約12~15kgのザックを背負って早朝5時から登り始め、最長10時間歩き続けたこともあります」。それでも、普段の学校生活と大きくかけ離れた大自然の中を歩くのは、得難い経験だという。

山での濃密な時間を共に過ごす部員たちの絆は強い。「登山中に疲れの見える部員がいれば、荷物を背負ってあげる。そんな助け合いが自然にできます。部員同士の信頼関係の強さは、私たちの部の自慢」と誇る。

山で食べる料理は格別

部員たちが装備する登山グッズの中には、トイレットペーパーなんて意外なアイテムも。「山小屋のお手洗いに紙がないことがあるんです。水道施設のない場所で炊事することもあり、その時はトイレットペーパーで食器を拭きます」。長時間歩く日中は、カロリーメイトやウィダーinゼリーといった「行動食」で済ませるぶん、夜食の山料理は格別だ。「部で作る『肉丼』が好きです。市販のタレを付けただけの簡単な味付けなのにおいしいんです!」

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最終更新:1/3(金) 17:02
高校生新聞オンライン

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