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2020年はどんな年? 旅行・観光ビジネスで知っておきたいオリンピックの影響から連休・日並びまで

1/6(月) 14:11配信

トラベルボイス

ついに2020年、オリンピックイヤーが幕を開けた。世界から集まる注目をいかにそれぞれのビジネスに繋げ、地域の利益に還元できるか。旅行・観光関係の地域・事業者の期待が高まるところだが、東京オリンピック・パラリンピック以外にも羽田国際線拡張や個人化・多様化など、旅行需要に影響が予想される予定や傾向がある。2020年はどのような年になるのか。JTBが発表した「2020年旅行動向見通し」からまとめてみた。

連休(日並び)とオリンピックの影響

旅行需要に影響する連休の数は、2020年は3連休以上の休みが7回で2019年より1回減少。ただし、2019年にはなかった4連休が2回あるのが2020年の特徴だ。ゴールデンウィークは5連休で、10連休で沸いた2019年よりは低調になると見込まれる。

これに今年は、オリンピック開催の影響が絡んでくる。期間中は多くの大会関係者や観戦客の移動が行なわれるため、JTBでは夏の国際航空券の運賃のピーク期間は、例年の旧盆前後だけでなく、7月後半から旧盆終了まで広がるとみる。あわせて、首都圏の宿泊料金の高騰や交通機関の混雑が見込まれることから、観戦目的の日本人国内旅行や訪日旅行を控える動きが多いと考えられるとする。

そのため、JTBではオリンピック期間を含む夏休みを避け、ゴールデンウィークに前倒しする人もいると見る。その際は、「年5日以上の有給休暇取得の義務化」をはじめ、政府のワークライフバランスの推進による有給休暇の活用や企業の連続休業の取り組み次第では可能性があるとみており、政府が目標として掲げる「2020年に有給取得率70%」に向け、連休を活用した需要増加も期待できそうだ。

過去のオリンピックでは、大会期間中は開催地を中心に宿泊旅行需要が抑制された。2012年のロンドン大会では、期間中の英国への訪問者数は前年と比べて4.2%減少しており、インバウンドにも影響を与えそうだ。しかしJTBでは近年、技術革新の進行で「ワーケーション」や「ブリージャー」などの柔軟な働き方が生まれていることも指摘。世界で広まり始めているこうした考え方が、旅行需要に繋がるとの期待も示している。

なお、2020年の祝日は、東京オリンピック・パラリンピックにあわせて変更がある。「スポーツの日」(旧称:体育の日)は東京オリンピック開催日の7月24日となり、「海の日」をその前日7月23日にすることで、4連休に。「山の日」を、東京オリンピック最終日の翌日8月10日とし、3連休とした。また、天皇誕生日は2月23日で3連休となる。

2020年の連休
・ゴールデンウィーク
5月2日(土)~5月6日(水)の5連休
・夏期休暇
7月23日(木:海の日)~7月26日(日)※7月24日はスポーツの日
8月8日(土)~8月10日(月:山の日)
9月19日(土)~9月22日(火:秋分の日)※9月21日は敬老の日
・3連休以上の回数:ゴールデンウィーク除き7回
・内閣府「国民の祝日について」
・参考:中国の大型連休の春節は1月24日~1月30日、国慶節は10月1日~10月8日 ※中国国家国務院の発表より

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最終更新:1/6(月) 14:11
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