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エレベーターのボタン「車いす用」「一般用」を両方押したら起きること 「早く来るなら」と思っても…

1/14(火) 7:00配信

withnews

 「エレベーターを早く呼び出したいがために、一般用のボタンと車いす用のボタンを押す人がいますが、輸送効率が悪くなるのではないでしょうか」。withnewsにこんな内容の「取材リクエスト」が届きました。急いでいる時、「早く来るなら」とつい車いすマークのついたボタンも押したくなる気持ちもわかりますが、その時どんなことが起こっているのでしょうか。エレベーターメーカー大手の三菱電機に聞きました。(朝日新聞デジタル編集部・野口みな子)

【イラストでわかりやすく】両方押したらどうなる? エレベーターの「車いす用」「一般用」ボタン

車いす用エレベーターの機能とは

 そもそも、車いす兼用エレベーターと一般用エレベーターにはどんな違いがあるのでしょうか。三菱電機・ビルシステム事業本部の吉田育宏さんによると、車いす兼用エレベーターには主に以下のような設備があるそうです。

【1】かご室(エレベーター内、乗る空間のこと)の正面に鏡を設置

 かご室から出る時、後ろ向きで出て行く車いすの方が、後方の様子を確認できるように鏡を設置しています。

【2】専用の操作盤、手すりを設置

 車いすの方や身長の低い子どもでも、行き先ボタンが押しやすい高さに専用の操作盤が設置されています。また、側面に設置された手すりに沿って、この操作盤のところまで行くことができるようになっています。

【3】扉が開いてから自動で閉じるまでの時間が長い

 一般用エレベーターは、扉が開いてから自動で閉まるまでの時間は約4秒です。一方、車いす兼用エレベーターは約10秒と、長めに設定されているとのことです。

 他にも扉にセンサーを設置し、人が乗り降りしている間は扉が閉まらないようするなどの機能があるそうです。建物に複数台のエレベーターがあっても、車いすマークの乗場ボタン(エレベーターを呼び出すボタン)を押せば、必ず車いす用のかごが到着するようになっています。

 ちなみに、車いすマークの乗場ボタンを押していないが、乗ってみたら車いす用の設備だった、ということもありますよね。

 エレベーターが複数台設置されている建物では、輸送を効率的にするために、AIを使って配車台数やタイミングがコントロールされていることがほとんどです。車いす用のかごもそのひとつに組み込まれているため、一般用の乗場ボタンを押しても車いす用のかごが到着することがあります。

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最終更新:1/14(火) 10:34
withnews

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