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第二の渋野日向子は現れるか? 五輪代表は? 賞金女王は? 過酷な“椅子取りゲーム”が予想される2020年の女子ツアーを占った

1/7(火) 18:31配信

みんなのゴルフダイジェスト

2020年、オリンピックイヤーがはじまった。中でも注目は、出場枠を争う渋野日向子、鈴木愛の争いに、新勢力であるプラチナ世代の本格参戦が重なりさらなる激戦が予想される女子ツアーだ。開幕まではまだしばらく時間があるが、女子ツアーを知り抜くプロコーチ・井上透に、その見通しを占ってもらった。

オリンピック代表争い、シード権争いは開幕から気が抜けない!

「ポイントは序盤戦です」(井上透、以下同)

2020年の女子ツアーについて聞くと、井上は開幕からオリンピックごろまでの試合が例年以上に重要だと語ってくれた。理由は複数あるが、そのうちのひとつはもちろんオリンピックの出場権争いだ。

その主役は、現在オリンピックランク11位の渋野日向子と13位の鈴木愛。ランク15位以内に入れば、同一国からでも4名が出場できるため、同6位の畑岡奈紗も含めて彼女たちは現時点では代表圏内。しかし、世界中の選手が狙う“15位以内”の狭い門は、代表が決まる6月29日まで、まったく気の抜けない戦いが続くに違いない。

だからこそ、「鈴木愛、渋野日向子の二人は、開幕にピークを持ってくると思います。勝てば勝っただけオリンピックに近づきますからね」と井上は言う。そして、序盤戦がポイントとなるのはもうひとつ理由がある。例年よりも激しさを増すシード権争いの影響だ。

「今年から、賞金に加えてメルセデスランキング(各大会での順位や出場ラウンド数をポイントに換算し、年間を通じての総合的な活躍度を評価するランキング)50位以内にもシードが与えられることになりました。より平ら(公平)になったと言えますが、シードを獲得するまではベテランも含めて休みにくくなります。2500万円という(賞金シード獲得の)目安となるラインを突破するまでは、みんなシャカリキになって試合に出るはずです」

シードの椅子は賞金上位50名と、メルセデスランキング上位50名にしか用意されていない。多くの場合ふたつは重複するため、シードを確保できるのは多くても55名程度になるだろう。プラチナ世代や、さらにその下の2001年度生まれ世代がツアーに本格参戦してくることで、その少ない椅子を争う戦いは、さらなる激化を見せるのは想像に難くない。

「50人という椅子取りゲームの中では、必ず誰かがシードから弾かれます。昨年は30歳前後の選手たちの事実上の引退が相次ぎ、話題になりましたが、弾かれるのは30歳前後とは限りません。昨年シードを獲得した黄金世代の選手の中にも、シードを取れない選手は現れるはず。黄金世代が上の世代の椅子を取ったように、プラチナ世代、その下の世代に黄金世代が椅子を取られる、そんなことも起こるはずです」

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最終更新:1/7(火) 18:31
みんなのゴルフダイジェスト

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