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片耳難聴の課題考えて 理解や公的支援求め講演会

1/7(火) 17:51配信

佐賀新聞

 片方の耳が聞こえにくい片耳難聴をテーマにした講演会が5日、伊万里市の松浦公民館で開かれた。障害への理解や公的支援を求めて活動している「片耳難聴の会」が主催し、当事者が抱える悩みや適切な治療を受けるための課題について考えた。

 講演会は活動の輪を広げようと初めて企画し、約70人が参加した。難聴治療に詳しい神田幸彦医師(長崎市)が講師を務め、子どもの片耳難聴について「小さな音が聞こえなかったり、音の聞き分けが難しかったりするので、学校生活でさまざまな困難を抱えることになる」と説明。補聴器や人工内耳は有効な医療手段であり、自己負担となっている高額な治療費への公的支援の必要性を訴えた。

 また、医療現場の一部でも言われてきた「片方が聞こえていれば大丈夫」という考えは、医療が進歩し、SNS(会員制交流サイト)で当事者が社会に声を上げやすくなった現在、通用しないと指摘した。

 「片耳難聴の会」は同市松浦町の山口学さん(49)と眞丘(まおか)さん(38)が昨年5月につくった。長女の友花さん(13)がおたふくかぜの合併症で左耳の聴力を失い、学業やコミュニケーションに支障を来しても公的支援を受けることができず、SNSで同じ悩みを持つ人や支援者を募っている。

 代表の山口学さんは「予想より多くの人が集まってくれて活動の励みになった」と話した。

最終更新:1/7(火) 17:51
佐賀新聞

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