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【スーパーGT】「安定していたが完璧ではなかった」福住仁嶺がGT300王座獲得とともに手にした“新たな改善点”

1/8(水) 19:12配信

motorsport.com 日本版

 スーパーGT(GT300クラス)に初めてフル参戦したシーズンで、いきなりチャンピオンを獲得する偉業を成し遂げた福住仁嶺。参戦1年目とは思えないほど安定した走りで毎戦ポイントを積み重ね、高木真一と共に2019年のGT300クラスシリーズチャンピオンを獲得した。

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 開幕戦から#55 ARTA NSX GT3は安定したパフォーマンスを発揮し“チャンピオンに値するレース運び”をシーズン通して披露してきたが、その裏で福住は、様々な葛藤と戦いながら歓喜の瞬間を目指した。

「最初ゴールした時は『チャンピオン獲れて良かった』というくらいの気持ちで、正直『獲れて当たり前』というのは自分の中でもありました。クルマのポテンシャルとタイヤのマッチングもすごく良かったので、大きな失敗しなければチャンピオンを獲れるだろうと、最終戦の時は正直思っていました」

「実際にチャンピオンを獲得した瞬間から、あまり興奮することもなく“本当にひと安心”という気持ちでしたね」

 そう福住が語った“ひと安心”。そこには様々な想いが込められていた。

開幕戦からパフォーマンスを発揮できるよう、配信されるオンボード映像は“全てチェック”

 ここ数年はヨーロッパを拠点にしてGP3やFIA F2に挑戦してきた福住。しかし、2019年は日本に活動の場を移し、スーパーフォーミュラにフル参戦すると共に、スーパーGTのGT300クラスに#55 ARTA NSX GT3からレギュラーエントリーを果たした。

 特にスーパーGTの所属チームは、ここ数年チャンピオン争いに絡んでいる55号車のARTA。さらにパートナーは参戦歴20年以上の“大先輩”である高木真一。そして何より、自身としては悔しい結果に終わった2018年を挽回するべく、GT300でも結果を残したいという強い気持ちがあった。

 とにかくチームの足を引っ張るようなことはしたくないーー。

 そういった想いもあり、福住は“スーパーGTというレース”をしっかり分析してシーズンに臨んだ。

「僕の中では“とにかく確実なレースをしよう”というのを心がけていました。完走は絶対しないといけないし、ポイントを確実に獲らなければいけないと意識していました。それは2018年のLEON(#65 LEON CVSTOS AMG)の成績をずっと見て勉強したことでもありました。だから『最低でも絶対にポイントを獲るんだ!』と常に心がけていましたし、チームもその意識は非常に高かったです」

「(2018シーズンの)ポイントの推移はチェックしていましたし、各レースのハイライト動画も見るようにしていました。あとレース後にGT300クラスの数台のオンボード映像も公開されるので、特にスタート直後のGT500が来た時にどうやって避けているんだろう? というのを勉強しました。だから、割と最初から違和感なくレースができたと思います」

 その結果、55号車は開幕2戦連続で2位表彰台を獲得し、シーズン序盤からポイントランキング首位に立つ活躍を見せた。シーズン前のテストでは芳しい結果を残せていなかっただけに、福住も開幕戦での2位表彰台は「チャンピオンシップを考えると良い流れを作れた」と自信になった瞬間だったという。

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最終更新:1/8(水) 19:12
motorsport.com 日本版

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