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キプロスで集団レイプ被害訴えた英女性、逆に有罪判決受ける

1/8(水) 14:36配信

ロイター

 外国人に人気のキプロスで、イスラエル人の若い男らから集団暴行の被害を訴えていた英国人女性(19)が、逆に虚偽の訴えをしたとして起訴され、裁判所から執行猶予付きの有罪判決を受けた。女性団体や英国から、キプロス当局の対応に批判が高まっている。

 地中海キプロスの裁判所は7日、英女性に対し有罪判決を言い渡した。

 女性は、イスラエル人の若い男らに集団でレイプされたとして現地当局に告発した。ところが虚偽の訴えを起こしたとして逆に起訴され、執行猶予付きの判決を受けたのだ。

 判事は女性の年齢や、反省ぶりを考慮した判決だと述べた。

 だが女性の弁護団は、レイプ被害は事実であり控訴する意向だとしている。

 女性は弁護士の同席が認められない中、警察から夜通し尋問を受けたうえ、訴えを取り下げるよう圧力をかけられたと主張している。女性はキプロスからの出国も禁止された。

 裁判所前にはおよそ150人の女性グループが集まり、判決に抗議した。

 弁護士は「この若い女性は、基本的人権も尊厳も奪われた。PTSDとの診断を受けており、裁判は彼女の精神状態をさらに悪化させている」と非難した。また女性の処遇を巡りラーブ英外相は「重大な懸念」を表明した。

 事件でイスラエル人12人が一時身柄を拘束されたが、女性が告訴を取り下げた直後に釈放された。裁判で証言することさえなかった。

 キプロス当局に対し厳しい目が向けられている。現場は英国人に人気の観光地だが、英国ではボイコットを呼びかける声が上がっている。

最終更新:1/8(水) 14:36
ロイター

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