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「もち麦」を取り入れて“正月太り”解消を ダイエットを気にする人の朝食にお勧め 教えて!!愛先生・新春の食薬習慣

1/9(木) 16:56配信

夕刊フジ

 【教えて!!愛先生 新春の食薬習慣】

 今年も始まりましたね。9連休だった方は正月モードから抜け出すまで、動きが鈍いかと思います。また体が一回り大きくなってしまった人もいるでしょう。

 寒くて動きたくないし、ゆっくりしたいし、正月の挨拶回りもあるし…と、まだまだデブまっしぐらな生活から抜け出していない人は要注意です。そのままだと、お肉が定着してしまいますよ。そして、太ると見た目だけの問題だけではなく、コレステロール値や血糖値などが上がり生活習慣病になってしまうこともあります。

 そこで、心も体もお正月モードで「ダイエットは明日から」と言い続けがちな人のための食薬習慣を紹介していきます。

 ■正月太りは、血糖値の急上昇が原因

 お正月料理といえば、保存がきくように甘塩っぱく煮込まれていたり、お餅を使った料理が多かったり、と血糖値が急に上昇するようなものが多いと思います。

 急激に血糖値が上がるとそれを下げるためにインスリンが分泌され、そうすると肝臓や筋肉に糖が回収されますが、それでも貯蔵しきれなかったものが、脂肪に変換されていきます。これが、糖質により太っていく理由になります。

 そこで、糖質を多く取りがちなこの時期には、血糖値の急上昇をおさえるために、食物繊維を多めに取り入れることをお勧めいたします。

 ■漢方医学で考える正月太り

 太ってしまい代謝が落ち体内に毒素が溜まっている状態を漢方医学では、「痰湿(たんしつ)」がたまり、「気(き)」が不足している状態と表現します。この「痰湿」は、コレステロール、尿酸、体脂肪、むくみなど体の中にいらないものを表します。「気」は、代謝を上げるために必要なものを表します。そのため、「気」を補い新陳代謝をあげながら、「痰湿」を新たに作り出さず排泄していくことが必要です。

 「気」を補うためには、体を動かすことや呼吸法も大切になります。体を動かすことに抵抗のある人は、腹筋を使い姿勢を正して、胸を開いて深い呼吸をする癖をつけていきましょう。そして「痰湿」を減らすためには食事の取り方がポイントとなります。

 ■食べると体に良い食材

 「痰湿」を取り除き血糖値の上昇を抑える食事としては、朝ごはんに“もち麦”を食べることをお勧めします。

 白米に少し混ぜて食べたり、コンビニなどにあるおにぎりやサラダで、もち麦がトッピングされているものを選んでみましょう。

 もち麦には、水溶性の食物繊維の一種である大麦β-グルカンが含まれています。これは、血糖値の上昇を抑え、消化管をゆっくり動くため腹持ちもよく、食べ過ぎを予防し、コレステロールの吸収も抑えてくれます。

 さらに、白米よりも糖質が少なくミネラルやタンパク質も多く含まれています。そして、“セカンドミール効果”といって、朝食べるとお昼ご飯の血糖値の上昇を抑える効果もあります。

 正月太りが気になる人は、もち麦をぜひ、取り入れてくださいね。

 ■大久保愛(おおくぼ・あい) 1985年生まれ、秋田の山で薬草を採りながら育つ。2008年昭和大学薬学部卒業。「アイカ製薬」代表取締役。薬剤師/薬膳料理家。漢方専門家として商品開発や企業コンサルティングに携わる。近著『1週間に1つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)が、発売1カ月で7万部超のベストセラーに。

最終更新:1/9(木) 16:56
夕刊フジ

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