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高齢出産とママ友付き合いが原因で抜け毛そして円形脱毛症に...

1/9(木) 8:00配信

テレ東プラス

今回WEBオリジナル企画「主治医の小部屋」には、女性の頭髪トラブルに関する疑問が寄せられました。早速、姫野友美医師にお聞きしましょう!

抜け毛や更年期障害にも影響する「鉄不足」

Q:40代の女性です。高齢出産した後、抜け毛が気になり始めていたのですが、最近ママ友との付き合いや行事に参加するようになると、ストレスのせいなのか今度は円形脱毛症になりました。抜け毛を防ぎたいのですが、食事やシャンプーなどを変えることで改善はできるのでしょうか。原因がストレスだとすると、日常的にどのようなケアをすればいいのかアドバイスをお願いします。

── 高齢出産と抜け毛には関係性があるのですか。

「現在40代で、高齢出産を経験されている方ですよね。生理が始まって25年くらい経っていると考えると、その間、身体は鉄を失い続けている状態。さらに妊娠中は、子どもの発育に必要な鉄は優先的に胎児に提供されるようになります。当然ながら母体の鉄はますます空っぽになる一方で、それによって引き起こされる症状のひとつが抜け毛なんですね。

また鉄不足は更年期障害にも関係していて、鉄を摂取することで更年期の症状が軽くなったという方もたくさんいます」

── 年齢を重ねるほど鉄は不足してくるのですか。

「女性の場合はどうしても生理によって自然と鉄が失われていくので、年齢がいくほど欠乏しやすくなります。だから若いときに出産したほうが影響は少なく、抜け毛にもなりにくいんですね。閉経すると少しずつ解消されていきますが、それまでは鉄不足が続くわけです。

思い返してみると、10代の頃は食事代わりにお菓子を食べて勉強していても何ら問題はなかったはず。若いときには少々栄養が足りなくても体は踏ん張りがきくのです。でも20代・30代になるとそうはいきません。お菓子だけでは動けないですし、さらに年齢がいくほどしっかり食事をして栄養をとらないと体がついていけなくなります。現

在、高齢者のフレイル(加齢による心身の衰え。要介護状態に向かう前段階にあたる)を防ぐために、バランスの良い食事をとりましょうと国を挙げて高齢者対策を行っているのも、それだけ栄養状態を保つことが大切だからなんですね。

先々のことを考えると、40代のこのタイミングはとても重要です。私はいつも年をとればとるほど肉や魚を食べましょうと話しているのですが、それらの中には鉄やたんぱく質が豊富に含まれているからです。食事を見直すなら、まずはそこから始めてみてはどうでしょうか。」

── この相談者の場合も、鉄をしっかりとったほうがよいのでしょうか。

「そうですね。鉄が不足するとストレスにも弱くなります。というのも脳内ホルモン(脳内伝達物質)のセロトニンやドーパミンといった、精神的な安定を保ったり、あるいはやる気を起こさせたりするようなホルモンをつくるには、原料になるたんぱく質と鉄が必要なんですね。鉄が足りないことでセロトニンがうまく生成されないと、何かちょっと言われたことにも過敏に反応しやすくなったりします。

こんなことを言われてどうしようとか、この相談者の場合、おそらく周りのママたちより年齢が上で、話についていくためにいろいろと考えてしまったりするのでしょう。鉄不足によってドーパミンも足りなくなりますから、気力もだんだん落ちてきて何をやっても楽しくなくない状態になってしまうのです」

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最終更新:1/9(木) 8:00
テレ東プラス

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