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介護付き有料老人ホームの入居一時金をどう捻出するのか?老後自活できなくなったら(2)

1/9(木) 17:51配信

ファイナンシャルフィールド

高齢になり1人で生活することが難しくなると、介護施設のお世話になる日が来ることがあります。四六時中手助けが必要になった場合は、いくら家族や肉親でも24時間常に見守ることは不可能です。プロの手助けが必要になったとき、老人ホームへの転居を考えることもあるでしょう。

公的介護施設の入居条件に見合わない、あるいは急を要する場合は、民間の介護付き有料老人ホームが選択肢となりますが、問題は入居一時金や毎月の費用が高額になり得ることです。

自宅を適当な時期に売却・現金化できて、住み替えに時間的・経済的余裕があれば良いのですが、そうでない場合は何か方法はあるのでしょうか。今回は入居一時金について考えます。

自宅を担保にお金を借りるリバースモーゲージ

自宅に住み続けながら、自宅を担保に金融機関からお金を借りるシニア向けの融資制度で、死亡後に自宅を売却して一括返済する仕組みです。1980年代に一部の自治体が始めた融資制度が日本における最初のリバースモーゲージといわれていますが、近年の長寿化を受けて、取り扱う金融機関も増えてきました。

融資額は住宅に応じて金融機関が査定しますが、受け取り方は一括か毎月受け取る方法があります。一括の場合は老人ホームの入居一時金に、毎月の場合は月々の費用に充てられるでしょう。あくまでも自宅を担保とした借金なので、毎月利息を支払う必要があります。

ただし、対象となるのは主に土地付き一戸建て住宅です。地域にも制限がある場合があります。都心部では一部マンションも可能な場合もあるようです。

注意点は、
・長生きすると、生存中に自宅を担保とした融資枠を使い切ってしまう可能性がある
・変動金利が多いため、将来「金利が上昇するリスク」がある
・担保となる自宅の評価は定期的に見直され、評価額が下落して融資限度額を割り込んでしまうと、場合によっては一括返済を求められることもある

リースバックで住み替え時期を優先

リースバックとは、自宅をリース会社等へ売却して現金化し、売却後も住み続けることができるサービスです。リース会社が買い取るため、一から売却相手を探す手間が省け、スピーディな契約が可能です。

基本的には、住み続けて賃貸料を払う仕組みですので、老人ホームへ入居しても一定の賃貸料がかかりますが、例えば1年などの短期の賃貸契約などを結び、1年間かけて自宅の整理などをした後に明け渡すこともリース会社によっては可能です。

リースバックの利点は、全国どこでも、マンションでも取り扱いがあることです。リバースモーゲージと似ていますが、リバースモーゲージは死亡後に自宅を売却するのに対して、リースバックは契約時に売却することです。

両者の比較詳細は下表のとおりです。

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最終更新:1/9(木) 17:51
ファイナンシャルフィールド

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