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堀ちえみが「徹子の部屋」で手術後初の肉声をさらけ出した真意

1/10(金) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 昨年2月にステージ4の舌がんであることを公表し、手術を経てリハビリを続けてきた堀ちえみ(52)が7日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。手術後、初めてテレビで肉声を披露した。言葉は以前のように明瞭ではないものの、丁寧に一言一言を発し、「こんなにも話せるようになるんだ」と黒柳をうならせた。

 驚いたのは堀が受けた大手術と壮絶なリハビリの内容だ。舌の6割と首のリンパに転移した腫瘍を切除し、失った舌の左側の部分に自分の太ももの組織を移植したという。

 堀は「舌から水分が抜けていくことを逆算して大きめに移植するんです。手術後、鏡で自分の顔を見ると、口は閉じないし、舌がはみ出ていて、職業柄『この先ないな』と思いました。命は助かったけど、どう生きていけばいいのか……」と途方に暮れたという。

 そんな状態でありながら発声と呼吸、嚥下の練習を繰り返し、ベッドで懸命にリハビリに取り組む姿も「徹子の部屋」で公開した。

「堀さんは時折、笑顔を交えながら話していましたが、手術後は激しい苦痛に悶え苦しみ、唾液をのみ込むことはもちろん、眠ることも難しかったといいます。それなのに堀さんはそうした苦労話はほとんどせず『生きていて良かった。がんは私に素晴らしいことを教えてくれました』と語っていました。15歳から80年代の厳しい芸能界を生き抜いてきただけに精神的にタフなのでしょう」(芸能プロ関係者)

■がん患者やサバイバーに勇気

 堀は30代から特発性重症急性膵炎、特発性大腿骨頭壊死症、リウマチなど3度の難病指定の病を乗り越えてきた。それで今回は舌がんである。

 しかも堀は言わずと知れた元アイドルだ。声を出すことが難しければテレビ出演はもちろん、人に会うこともはばかられただろう。“タフ”の一言では片づけられない気もする。芸能評論家の佐々木博之氏がこう言う。

「堀さんからは母の執念を感じました。彼女には連れ子も含めて7人の子供がいます。末っ子はまだ高校生ですし、まだ成人していない子供がほかにもいます。現実的な問題として学費を稼がなければならないでしょうし、子供たちの成長を見届けないといけないといった使命感もあるのかもしれません。そのためにはなるべく早めに芸能界に復帰した方がいい。『恥ずかしい』とか『おっくうだ』といった自分の感情は二の次なのだと思います」

 堀の気迫と執念はがん患者やがんサバイバーにも勇気を与えるはず。

 今後は芸能界以外にも活躍の場が広がりそうだ。

最終更新:1/10(金) 9:26
日刊ゲンダイDIGITAL

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