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今年の経済も波乱含み? 新年パーティーを取材

1/10(金) 11:30配信

ニッポン放送

「報道部畑中デスクの独り言」(第168回)

ニッポン放送報道部畑中デスクのニュースコラム。今回は、7日に開催された経済3団体の新年パーティーについて―

この会合は総理大臣のスピーチ、3団体トップの記者会見、企業関係者同士が新年のあいさつを交わすのが本来なのですが、会場の周辺はメディアが企業トップに今年(2020年)の景気認識などを聞く場となり、立錐の余地なくごった返します。

2020年は東京オリンピック・パラリンピックで、日本は大いに盛り上がるとみられます。ただ、海外では年始早々、イラン革命防衛隊の司令官が米軍に殺害され、中東危機への懸念が一気に広がりました。その後、イランが米軍基地に弾道ミサイルを発射するなど、事態は緊迫する一方です。

パーティーに先立つ6日の大発会も「ご祝儀相場」とはならず、この日の終値は昨年(2019年)末の終値から450円以上も値下がりしました。その後は持ち直しましたが、波乱含みです。こうした状況で今年の景気認識を、「天気予報」という形で企業トップに聞きました。

「くもり、気持ちが晴れない。将来に対する不安だ」(サントリーHD・新浪剛史社長)

「晴れときどきくもり、横ばい。景気が大きく上向いているわけではない」(西武HD・後藤高志社長)

「基本、日本経済は晴れ、ただし災害警報には十分に注意」(野村HD・永井浩二社長)

さすがに快晴というわけにはいかないようです。いわゆる「オリンピック景気」への期待についても、冷静な認識が目立ちました。56年前のオリンピックのような、高度成長に向かう高揚感はあまり感じられません。

逆にオリンピック後の景気については懸念の見方もある一方、急降下にはならないという声もありました。「山が低いのだから、谷もなだらか」というわけです。前述の中東危機に米中対立、香港デモといった国際情勢への不安が、オリンピックへの期待を打ち消している形です。

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最終更新:1/10(金) 11:30
ニッポン放送

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