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老後に必要な貯蓄額が分かる「キャッシュフロー表」って?

1/10(金) 17:50配信

ファイナンシャルフィールド

金融庁の金融審議会・市場ワーキンググループが作成した報告書「高齢社会における資産形成・管理」において、老後のための貯蓄が2000万円ほど必要という報告がなされ、世間で大きく話題になりました。

この2000万円という金額はあくまで平均値に基づいて計算されたものであって、実際は個人個人で違います。そのため、自身の条件ならいくらくらいになるのかを知ることが大事です。

老後のためにいくらの貯蓄が必要なのかを知るためには「キャッシュフロー表」を作るのがベストです。そこで今回は、簡単なキャッシュフロー表の作り方を解説します。

キャッシュフロー表を作って老後の収支を俯瞰しよう

キャッシュフロー表とは年間の収支を予測して、貯蓄がどのように推移するかをシミュレーションするためのツールです。これを作れば、老後のためにいくら貯蓄したら良いかということがおおまかに分かります。

以下の条件で、5年単位の簡易なキャッシュフロー表を作成してみましょう。

・60歳時点での貯蓄は2000万円
・60~64歳の間は働いて毎月10万円を稼ぐ(10万円×12ヶ月×5年=600万円)
・65歳以降は毎月15万円の老齢年金を受給する(15万円×12ヶ月×5年=900万円)
・60~64歳の支出は年間160万円、65歳以降は200万円

そうすると、以下のようになります。

※「年初」「年末」とは、各5年間の開始時と終了時です。

これをみると、以下のような点が分かります。

・60~64歳の間は5年間で200万円の赤字、65歳以降は5年ごとに100万円の赤字が生じる
・60~64歳の間は1年あたり40万円、65歳以降は20万円の赤字なので、生活を切り詰めたり収入を増やす努力をしたりすれば黒字にできる可能性が十分にある
・89歳の時点で1300万円の貯蓄が残る

仮に毎年の収支がこのとおりになれば、60歳の時点で2000万円もの貯蓄がなくてもおそらく何とかなるでしょう。このように、キャッシュフロー表を作ると老後の貯蓄がいくらくらいあれば大丈夫なのかということが分かるようになります。

なお、このキャッシュフロー表はあくまで簡単に作ったものです。そのため、実際に作成するときはExcelなどの表計算ソフトを用い、1年単位で作るのがおすすめです。

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最終更新:1/10(金) 17:50
ファイナンシャルフィールド

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