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抜け毛から頭皮を守る! 「湿熱」除くブロッコリースプラウト

1/11(土) 16:56配信

夕刊フジ

 【教えて!!愛先生 新春の食薬習慣】

 門松は冥土の旅の一里塚、めでたくもあり、めでたくもなし。そんな狂歌がありますが、年末まで顔をあわせていた人でも、年を明けてから会うとどこか新鮮な気持ちになります。ほどよく気が引き締まりますよね。

 新年の社員大会や得意先への挨拶など関係の浅い人から深い人まで幅広く顔をあわせる機会が増える人が多いと思います。たまにしか会わない人と会うときに気になることといえば、身だしなみではないでしょうか。少しでも良い印象を残したいですよね。

 とくに男性の場合、1年前よりも薄毛になったり、抜け毛が多かったりすると、「印象が変わってしまう」と気がかりだと思います。ハゲは、遺伝やホルモンの量で決まっているとは言われていますが、その進行を早めてしまうのが、生活習慣やストレスです。

 少し薄くなった、毛質が柔らかいかなと感じはじめた人は、生活を改めることが大切です。

 ◆糖化は薄毛の大敵

 私たちの体は、タンパク質でできていますが、このタンパク質と糖がくっつくことで、AGE (終末糖化産物)と呼ばれるものとなり、老化や病気の原因となります。

 例えば、頭皮にAGEがたまってしまうと、頭皮が硬くなり血流が悪くなります。これにより、毛乳頭細胞や毛母細胞に酸素や栄養の供給が十分にできなくなり薄毛や白髪が助長されてしまいます。

 この薄毛の原因となるAGEですが、食事由来のものと体内で作られるものの2種類あります。だれでも少しずつ体に蓄積していくものですが、AGEの蓄積が多い、少ないは生活習慣に大きく左右されます。

 とくに、血糖値が急上昇する食べ物(ラーメン、スナック菓子、チャーハン、ジュースなど)、糖とタンパク質を高温調理したもの(唐揚げ、ピザ、カレー、ファストフードなど)がAGEを増やしてしまいます。さらには、薄毛を加速させるだけではなく、糖尿病や認知症、脳梗塞などの原因にもなるのでなるべく控えたい食事になります。

 ◆漢方医学で考える薄毛

 薄毛について漢方医学では、ホルモンや遺伝的な原因を「腎虚(じんきょ)」、栄養不足が原因となるものを「血虚(けっきょ)」、不摂生が原因となるものを「湿熱 (しつねつ)」と呼びます。そのため、「腎」「血」を養い、「湿熱」を取り除く食事を選んでいくことが対策となります。

 ◆食べると薄毛に良い食材

 亜鉛やタンパク質を含み「腎」「血」を養うものとして、牡蠣など貝類、ひじきなど海藻類、納豆など大豆製品、アーモンドなどナッツ類がおすすめです。

 そして、AGEを抑える「湿熱」をとりのぞく働きのあるものが、ブロッコリースプラウト、チンゲン菜、パクチーなどのアブラナ科の野菜、しいたけ、舞茸などのきのこ類です。

 日々の食生活ベースなので、即効性は期待できないかもしれませんが、予防になります。気になる方は、できることから取り入れてみてはいかがでしょうか。

 ■大久保愛(おおくぼ・あい) 1985年生まれ、秋田の山で薬草を採りながら育つ。2008年昭和大学薬学部卒業。「アイカ製薬」代表取締役。薬剤師/薬膳料理家。漢方専門家として商品開発や企業コンサルティングに携わる。近著『1週間に1つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)が、発売1カ月で7万部超のベストセラーに。

最終更新:1/11(土) 16:56
夕刊フジ

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