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「犬の住職」マル、大往生 毛利元就の菩提寺である古刹の紀州犬 「地域和ます」 住民ら感謝の声

1/11(土) 21:30配信

中国新聞デジタル

 山口市水の上町の洞春寺で飼われる紀州犬で「犬の住職」と人気を集めたマルが10日夜、病気で死んだ。京都の南禅寺で修行僧たちに飼われていたのを深野宗泉住職(48)が譲り受けたのが2007年。15歳の大往生に住民からは「地域を和ませてくれた」と感謝の声が上がる。12日に同寺でお別れの会を開く。

 洞春寺は毛利元就の菩提(ぼだい)寺である古刹(こさつ)。境内の庭でどっしりとくつろぐ様子が住職のようだと深野住職がブログで「マル住職」と紹介したところ評判を呼び海外からもアクセスがあった。寺の行事に参加したり訪れる人を山門近くで出迎えたりした。

 昨年春、顎に悪性の腫瘍が見つかった。老衰で年明けからは立ち上がるのも難しくなり、事態を知った住民が訪れて「長い間よく生きた」などとねぎらった。

 10日夜に深野住職と檀家(だんか)が見守る中、死んだ。臨済宗の開祖の命日「臨済忌」と同じ日だった。近くの児童養護施設・山口育児院の子どもたちがメッセージを書いたひつぎに納められた。武重俊之(たかし)施設長(51)は「いつも子どもたちと仲良くじゃれ合っていた。まだ実感が湧かない」と惜しんだ。深野住職は「見事に生きた。気品あるたたずまいで地域と寺をつないでくれた」と感謝の言葉をささげる。お別れの会は午前10時から。

中国新聞社

最終更新:1/11(土) 23:27
中国新聞デジタル

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