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本当にその保険は必要? 不要な保険に入ってしまう理由

1/11(土) 20:20配信

LIMO

みなさんは、節約を考える際に保険を見直そうと思ったことはありませんか?  そもそも、保険を解約しようだとか、保険のプランを変えることで出費を減らそうなど考えたこともないという方もいるかもしれませんね。

それもそのはず、万が一不幸なことが起きた際にお金に困ることは避けたいので、不安で保険に入ってしまうのです。

しかし、民間保険会社の保険商品は、医療保険、がん保険、傷害保険、介護保険、所得補償保険、自動車の任意保険、火災保険、地震保険など多岐にわたり、そのすべてに入るとしたら出費が膨らんでしまいます。

特に、日本では加入が義務付けられている国民健康保険や組合管掌健康保険、国民健康保険組合、共済組合など、国民皆保険制度があるので、万が一病気や事故に遭っても最低限の保障が受けられるようになっています。

しかし、その事実が分かったとしても不慮の事故や災害に見舞われた際の負担を恐れて、つい必要以上の保険に加入してしまうのも事実。そこで今回は「なぜ保険に入ってしまうのか?」を心理学的に解説していきます。

大規模な地震が起きると、地震保険加入者が急増する

テレビで震災の映像が流れると地震保険加入者が急増することは、保険業界でよく知られています。

なぜ、そのようなことが起きるのでしょうか?  その答えは、心理学的に説明すると「人は『想像しやすいこと』が起きる確率を、実際よりも高く見積もってしまうから」です。

たとえば、自宅が火災に遭うケースを考えてみます。

平成30年の住宅火災数は11,019件(平成30年 [1~12月] における火災の状況 [確定値]、総務省消防庁)、同年の総住宅数は6,240.7万戸(平成30年住宅・土地統計調査、総務省統計局)なので、5,664戸あたり1件、率にして約0.02%となります。

これは、たとえるなら「空き巣に入られる確率」よりも10倍以上起こりにくいとされますが、保険の営業員に「自宅が火事になったらローンだけが残る」などと言われると、火事が起きたときの負担を想像し、実際に火事が起きる確率よりもリスクを高く見積もって保険に加入してしまいがちです。

また、保険とは話が逸れますが、「飛行機は墜落の危険性があるから乗らない」という場合にも同じようなことがいえます。

実は、「飛行機が墜落する確率」は「スズメバチに刺されて死ぬ確率」や「車で交通事故に遭う確率」よりも低いとされており、車は運転するのに飛行機は乗らないというのは、確率の観点から見ると矛盾しているともいえるでしょう。

つまり、飛行機の墜落事故はテレビやニュースで大きく報じられ、頭に焼き付いているので、墜落してしまう危険性を高く見積もってしまうというわけです。

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最終更新:1/11(土) 20:20
LIMO

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