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中国の原因不明の肺炎で1人死亡 最新情報を冷静に分析しました

1/12(日) 16:34配信

BuzzFeed Japan

NHKで中国湖北省の武漢市で発生している原因不明の肺炎について、以下のような報道がありました。

『中国 武漢 原因不明の肺炎で61歳男性死亡 初の死者か』

この肺炎による初の死者がでたというニュースです。亡くなったのは61歳の男性で、他に7人の重症者がいるそうです。

このようなニュースがでると不安に思う人が多くなってくるのは当然のことです。亡くなった男性は、他の基礎疾患があったとの情報もあるのですが、それでも死亡することがあるという情報はインパクトがあるからです。

このような時こそ、少ないながら、現時点でわかっている情報を冷静にみる必要があります。
【寄稿:今村顕史・都立駒込病院 感染症科部長 / BuzzFeed Japan Medical】

(1)現時点で患者数は41人と報告されている。

この原稿を書いている1月12日時点では、患者数は41人となっています。当初は59人と発表されていました。原因不明の肺炎ということで、よりしっかりと診断していくことで除外例がでてきたことが想像されます。

(2)原因のウイルスについて、「新種のコロナウイルス」との報告がある。

あくまでも現時点での情報であり、どこまでウイルスが同定されているのかという報告はありません。コロナウイルスは人の風邪ウイルスのひとつとしても有名です。

しかし、人が経験していないコロナウイルスが、新たに動物などから人に感染することがあります。これまでにも、新型ウイルスとしてSARS(サーズ)やMERS(マーズ)の流行がありました。

(3)死亡者が1人、その他に7人の重症者がいる。

コロナウイルスによるSARSの死亡率は約15%、MERSが約35%とされています。ちなみにウイルスの種類は異なりますが、1918年に世界で流行したスペイン風邪と呼ばれたインフルエンザの死亡率は約2.0%と報告されています。

現時点での報告数をみると、41人のうち1人が死亡ということは、死亡率2.4%ということなります。したがって、これまでに流行したSARSやMERSと比べれば致死率は低いことがわかります。

ただし、まだ重症例が7人いることから、この数値は上昇する可能性が残っています。

その一方で、今回診断された人が、感染者の全てかどうかはわかっていません。もしかすると、初期の段階では、軽症例が見落とされている可能性があるからです。そのような軽症例が存在していたとすると、死亡率はさらに低下することもあるのです。

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最終更新:1/12(日) 16:34
BuzzFeed Japan

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