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イラン、一転して認めるーウクライナ旅客機を誤って撃墜

1/11(土) 13:56配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): イランは8日墜落したウクライナ国際航空機について、米国と戦闘態勢にあった際に敵対的な標的と取り違え、誤って撃墜したと一転して認めた。当初は技術的問題が原因と主張していた。

この旅客機にはイラン人のほか、カナダ人が多く搭乗していたが、乗客乗員全員が死亡。イランが撃墜を認めた後、カナダのトルドー首相やウクライナのゼレンスキー大統領は非難、テヘランでも抗議活動が起きた。トランプ米大統領は11日、イラン市民による「抗議を注視しており、その勇気には感動を覚える」とツイートした。

調査を実施したイラン革命防衛隊は声明で、ウクライナ国際航空752便は同防衛隊の基地付近を飛行中、「人的ミス」によって撃墜されたと説明した。同防衛隊の当局者が今後、墜落について国営メディアで詳しく説明するとした。また「犯人」を特定することも表明した。

イランのザリフ外相は墜落について「米国の冒険主義がもたらした、危機の中での人的ミス」だとツイッターに投稿した。

ボーイングの旅客機「737ー800」型機はテヘランの空港を離陸した直後に墜落し、乗客乗員176人全員が死亡した。イランは10日時点で、ミサイルによるウクライナ機撃墜を否定し、西側諸国による「心理戦」だと強く批判していた。

一方、英国のラーブ外相は、同国の駐イラン大使がイラン当局によって「短時間拘束」されたことを明らかにし、「根拠や説明なく、テヘランで我が国の大使が拘束されたことは甚だしい国際法違反だ」と非難する声明を出した。同大使は旅客機犠牲者の追悼式に参加後、3時間にわたって拘束されたと英紙テレグラフは伝えた。追悼式が抗議活動に発展したという。

原題:Iran Admits It Shot Down Boeing Jet, Reversing Denials (2)、Iran Admits Downing Jet, Sparking Global Anger (Correct)、U.K. Says Iran Detained Ambassador as Protests Hit Tehran (1)(抜粋)

(c)2020 Bloomberg L.P.

Yasna Haghdoost, Arsalan Shahla

最終更新:1/12(日) 11:23
Bloomberg

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