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愛が強すぎるせい――クックパッド初代編集長にとって「一番難しい料理」は?

1/13(月) 20:01配信

クックパッドニュース

クックパッド初代編集長であり、自他共に認める料理好き・小竹貴子のエッセイ連載。誰にでもある小さな料理の思い出たちを紹介していきます。日常の何でもないひとコマが、いつか忘れられない記憶となる。毎日の料理が楽しくなる、ほっこりエピソードをどうぞ♪

■ ■ ■

オムライスを作ることがとにかく苦手です

私が最も難しいと思っている料理。それは「オムライス」です。

娘たちから「ママ、きょうはオムライスを食べたい」と言われたときは、本当に辛い……。すかさず全力でオムライスを作れない言い訳を考えて「あー、ごめん確か家にケチャップがなかったような気がする」とか「冷やご飯がない」とか「ママはランチでオムライスを食べたからまた今度」とか、大人ならすぐにバレてしまいそうなその場しのぎの言い訳をダラダラと並べて、さらりと他のメニューに変更してしまいます。あとは、ファミリーレストランに行こうと誘って外食に、なんてことも。
この言い訳が娘たちにバレるのは、もう時間の問題かもしれません。

ただオムライスを作るのは苦手な私ですが、オムライスを食べるのはとても大好きです。いや、もしかしたら好きを超えて愛していると言ってもいいかもしれません。いろいろな種類のオムライスがあるなかで、私が好きなものはスタンダードなもの。

野菜たっぷりで甘く炒めたチキンライス、そしてまわりを包むオムレツは卵をたくさん使ったふわっとしたもの。上にはたっぷりのトマトケチャップがかかっています。スプーンで大きくすくって一口食べた瞬間、心も体も幸せな気分になります。

このときは、糖質が気になるなとか、カロリーが気になるなとか、そんな気持ちも、あれれどこかに吹っ飛んでしまいます。レストランガイドで洋食屋特集があれば、真っ先に買ってしまうほどです。

おばあちゃんとの幸せな時間

私のオムライス愛が強いのは、まだ私が小さなころに、大好きなおばあちゃんと一緒に通った洋食屋さんのオムライスが原点にあるのだと思います。

お店のカウンターで一緒にオムライスを食べながら、たわいもない話をしたそんな時間がとても好きでした。数年前おばあちゃんは亡くなってしまいましたが、今でも美味しいオムライスを食べると当時のことを思い出します。私のなかでは味わいも思い出もスペシャルなものなのです。

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最終更新:1/13(月) 20:01
クックパッドニュース

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