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たった数分で生産性アップ。職場で「即」効果を発揮する、簡単マインドフルネス

1/13(月) 16:00配信

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雑念や無駄な思考を取り払い、「今、この瞬間」に集中することで心に平静をもたらし、ストレスを軽減させる「マインドフルネス」。

元々は仏教の瞑想から発したものだが、グーグルやアップルなどの有名企業が社内プログラムとして取り入れたことから、「仕事のパフォーマンスを上げるメソッド」として世界的に注目されるようになった。今やマインドフルネスは社員研修の一環として、会社全体で取り組む企業も少なくない。

時間も経費もかかる? 企業の「マインドフルネス・プログラム」

アメリカでは、企業が実施するマインドフルネス・プログラムの多くは、1時間の内容を2~3ヶ月程度続けるというものが多い。当然、業務時間を割いて、時間と手間をある程度要する。

外部から講師を招いたり、セミナーに参加したりする場合は、それなりの経費もかかってくる。もし瞑想だけではなくエクササイズやヨガも…となれば、機材・物品の購入も必要になるだろう。

つまり、マインドフルネスを取り入れようと思ったら、時間的、資金的な投資がある程度必要ということだ。規模が大きく資金も場所も潤沢な企業はいいが、そうではない中小企業には、やや敷居が高い印象を受ける。

しかし先日、米ペンシルバニア大学のビジネスルクール「ウォートン・スクール」が発表した研究結果によると「マインドフルネスは、たった数分でも効果があり、それが職場でも実証されている」というのだ。

実はこれまで、マインドフルネスについて多くの研究がされてきたが、それが実際の職場環境でどれほど影響を及ぼすかは未知の部分が大きかった。それだけに今回のウォートン・スクールの発表は、大きな注目を浴びている。

職場で効果を発揮する、実用性のあるマインドフルネスとは?

今回の研究発表をしたウォートン・スクールのリンジー・キャメロン教授は、働く人のマインドフルネスについて「毎日数分だけ行えば、生産性は上がる」と述べる。

キャメロン教授は、実際の職場で、マインドフルネスがどう仕事のパフォーマンスに影響するかを実験、研究した。この実験では、数週間を要する長期的なマインドフルネスではなく、短期で行える手法を用いた。

まずはじめの実験は、アメリカ全土11都市に支店を持つ大手保険会社で行われた。常に顧客と最前線で接するスタッフを対象とし、1日7~10分の瞑想を5日間実施。この実験では、彼らが同僚や顧客など、マインドフルネスが対人関係にどう影響するかに着目した。

次の実験は、インドのITコンサルティング会社で行った。あるグループに対してマインドフルネス実験を午前中に行い、その日の午後、実験のことは知らない別のグループのメンバーから「(実験を受けた)同僚がどう変わったか」を聞き出した。

別のグループメンバーは実験のことを知らないため、被験者の変化が率直に感じられる、ということだ。

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最終更新:1/13(月) 16:00
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