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神宮第二がなくなった2020年の東京の高校野球 連盟理事長が想いを語る

1/13(月) 13:00配信

高校野球ドットコム

 いよいよ東京五輪イヤーである2020年だ。東京の高校球界も多大な影響を受けることになる。しかも2020年からは球数制限も導入され、高校野球にも変化の波が押し寄せてくる。まさに激動の1年に向けての思いを、東京都高校野球連盟の武井克時理事長に語ってもらった。

【写真】神宮第二の手書きのスコアボードは魅力の1つでもあった

 前回は球数制限について伺ったが、今回は2019年の秋をもって終わった神宮第二球場をテーマに話を聞いた。

神宮第二球場なき後の東京の高校野球

 秋季都大会の準々決勝を最後に、1961年に完成して以来、東京の高校野球の聖地であった神宮第二球場が野球場としての使命を終えた。最後の試合は、激戦のブロックを勝ち抜いた帝京・日大三の伝統校対決になった。試合は大接戦になったが、中堅手の加田 拓哉が2度にわたるダイビングキャッチでピンチを救った帝京が勝利を収めた。

――神宮第二球場最後の試合は、感慨深いものがあったのではないですか?

武井  ありましたね。僕らもあそこで育ちましたし。独特の球場じゃないですか。48メートルもあるネットに囲まれて。一塁側にゴルフ場があって。ゴルフのスピンのかかったボールで人工芝の材料がとれてしまうわけですよ。それを神宮球場の人たちが接いでくれて、ここまでよくやってくださったなというのが、ありますね。
 近くで見たら、ボロボロですよ。最後の方はよく滑りましたね。

――そういう意味では、加田君のファインプレーなんかはすごかったですね。

武井 素晴らしかったですね。普通はああいうプレーは、あそこではできないですよ。あれは高校野球の姿ですね。

――神宮第二球場は、場所も良かったですよね。

武井  地の利という点では、抜群にいいわけですよ。この球場がなくなると、高校野球のファンは遠いところまで行かなければなりません。

――これから大会運営は、どうされるつもりですか?

武井  比較的大きな球場は、ダイワハウススタジアム八王子、それから市営立川球場などがありますね。これまで神宮第二球場にあった秋や春の大会の大会本部を多摩地区に持っていくことになると思います。
 都営駒沢球場もいい球場であることは間違いありませんが、観客が3000人しか入らないし、車の出入りが不便で、いろんな物を搬入できないという問題があります。
 一応春は八王子に本部球場を置いて、夏の東東京大会は、江戸川区球場か都営駒沢球場になるかと思います。西東京大会は八王子になります。

 今回はここまで。次回は東京五輪で沸く夏の間、東西東京大会をどのように進めていくのか。その構想を語っていただきました。

大島 裕史

最終更新:1/13(月) 13:00
高校野球ドットコム

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