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ウェブ電通報・編集長 小川達也氏に訊く 質と量を保ち続けるオウンドメディア運営の秘訣とは?

1/14(火) 7:06配信

Web担当者Forum

ブームとしてのオウンドメディアが一段落する中、オウンドメディアを閉鎖するというニュースも目にするようになった。一方、継続運用してブランド価値や売り上げ、ファンづくりに長期的に貢献しているオウンドメディアもある。

成功しているオウンドメディアには、どのような秘訣や成功の法則があるのだろうか?

本連載では、株式会社はてなの磯和太郎氏をインタビュアーに迎え、さまざまな人にオウンドメディアの運営、コンテンツ制作、継続の秘訣について訊いていく。第1回は、「ウェブ電通報」を運営する株式会社電通 小川達也氏にお話をうかがった。

ウェブ電通報

2013年10月にオープン。電通社員による研究調査、クリエイティブの考え方、最新テクノロジーの事例などのほか、インタビュー記事や対談、ニュースなど、幅広いコンテンツを公開している。

 

公開記事数は約7,000本、月間平均100本

磯和: 「ウェブ電通報」の成り立ちや現状について教えてください。

小川: 2013年10月にオープンして7年目に入りました。公開した記事数は約7,000本、平均で月間100本ほど公開している計算になります。

もともと紙媒体の「電通報」を月2回発行していましたが、月に1回発行になり、情報発信のスピード化を目的に「ウェブ電通報」を立ち上げるということになったんです。





磯和: 紙媒体は今でも発行しているのですか?

小川: はい。電通グループ社員とクライアント企業に配布しており、合計3万部発行していますが、ほぼ一般の人の目には触れないでしょうね。紙媒体とWeb版では内容が異なり、それぞれ別に運営しています。

磯和: 小川さんは「ウェブ電通報」の立ち上げから関わっているのですか。

小川: はい。立ち上げて4年携わり、一度2年ほど離れて半年ほど前にまた戻ってきました。立ち上げから意識しているのは、社員を表に出すことです。ソーシャルメディアで誰もが発信できるようになったからこそ、より「誰が言っているか」が重視されるようになっています。これからは、会社名よりもバイネームの時代だと考え、個人の価値を上げるためのメディアを目指したのです。

私は広報局にきて10年になりますが、最初は電通社員の本の出版など担当していました。しかし本は在庫を抱えるリスクやタイムリーな発信が難しいなどの課題があるので、Webならその課題を解決できると考えました。

立ち上げ当初は、書籍の執筆者など文章の上手な方中心に執筆してもらいました。記事が増えるに連れて、社内から次は自分を取り上げてほしい、このプロジェクトを紹介したいという声がかかるようになりました。

磯和: 社内から声が上がるのはいいですね。小川さんは提案されたネタの精査などもやられているのですか?

小川: そうですね。私の毎日は、朝の7時から9時までが原稿のチェック、9時半から17時半までは社員からの持ち込みの相談を受けています。企画を持ち込まれて断ることはほとんどなくて、アイデアを聞いて、この切り口で行こう、読者に刺さる方向を探ろうという話をしています。電通は事業の幅が広いので記事の幅も狭めないようにして、相談しやすいセクションであろうとしています。

 

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最終更新:1/14(火) 7:06
Web担当者Forum

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