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「何も合意していない…」国民・玉木氏“安易な合流”踏みとどまる 左派色を強める立民には染まらず?

1/14(火) 16:56配信

夕刊フジ

 国民民主党の玉木雄一郎代表が、立憲民主党の枝野幸男代表との合流協議で踏ん張っている。10日の党首会談でも枝野氏に取り込まれず、押し返したようだ。国民民主党はあくまで「現実的な安全保障政策」を目指し、原発政策でも立憲民主党と一線を画してきた。左派色を強める立憲民主党に、玉木氏はストップをかけられるか。

 「何も合意していない…」

 玉木氏は会談後、厳しい表情でこう語った。

 前日の9日、名古屋市での労働組合会合では、「選挙目当ての数合わせや『大義』のない結集では国民に響かない」と語っていた。合流協議ではかねて「立憲民主党を中道路線に戻す」との「大義」にこだわってきた。

 枝野氏とは7日も9日も非公式で協議し、10日も国会内で約3時間、会談したが、会談の決着を見ずに、会談後は記者団の質問にも応じなかった。

 立憲民主党は、安全保障や憲法改正問題でかたくなに安倍晋三政権の路線に反対してきたが、国民民主党は「提案型の健全野党」「対決より解決」として一定の理解を示してきた。

 原発対策も違う。

 立憲民主党は「1日も早い原発ゼロ実現」を掲げ、再稼働は認めないが、国民民主党は「2030年代での原発ゼロ」を目指しつつも、東日本大震災後の新たな安全基準を満たすなどの条件付きで認める立場だ。

 国民民主党関係者は「原発即時ゼロは無責任だ。原発の資産価値がなくなり、電力各社が倒産しかねない。日本が原油を依存する中東情勢が緊迫化するなか、ここは日本のエネルギー安全保障の観点から再稼働の議論も進めるべきではないか」と語る。

 立憲民主党との合流には、旧民主党結成時に「極左過ぎる」として外された社民党も前向きだ。枝野氏が社民党と組み、共産党との連携もいとわなければ、旧民主党政権時より左派色は強まる。

 政治評論家の伊藤達美氏は「そもそも、安保政策などで意見を異にし、民主党は分裂した。元の鞘に収まるのは無理だ。玉木氏が将来の政権奪取を狙うならば、このまま『穏健保守路線』を貫けば必ず、心ある人は集まる。安易に妥協すべきではない」と語っている。

最終更新:1/14(火) 16:56
夕刊フジ

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