ここから本文です

【大学入試2020】受験生は安全志向、推薦・AO入試の利用意向強い

1/14(火) 11:15配信

リセマム

 河合塾は2020年1月10日、大学入試情報サイト「Kei-Net」に「2020年度大学入試 受験生の傾向~高校教員アンケート結果より~」を掲載した。受験生の安全志向は強まり、推薦・AO入試を積極的に利用したがる傾向が強まっているという。

就職環境・家庭環境による進路選択の変化と奨学金の活用について

 アンケートは、2019年10月下旬から12月中旬にかけて実施した入試分析報告会において、進路指導に携わる高等学校の教員を対象に行われたもの。全国62会場で2,103名より回答を得た。

 受験生の志望校選定について、推薦・AO入試を積極的に利用したがる傾向が「強まっている」「やや強まっている」は、昨年度(2019年度)より5ポイント増となる81%。チャレンジ志向(目標を高く設定する傾向)は、「弱まっている」「やや弱まっている」が昨年度より9ポイント増え50%を占めた。その理由の1つとして、翌年に新入試を控えていることが考えられるという。

 就職を意識した学部系統選びをする傾向は、「変化なし」64%が最多。大学・短大より専門学校を選ぶ傾向も「変化なし」71%がもっとも多かった。ただ、「弱まる」傾向の割合が「強まる」傾向を上回っており、短大を含めた「大学」への進学志向が強い状況がうかがえた。

 通学可能な範囲の大学を選ぶ傾向は、「変化なし」55%、「強まっている」「やや強まっている」が合わせて43%と、全国的に通学可能な範囲の大学を選ぶ志向がやや強まっている。地区別にみると、北海道地区、東北地区といった大学数が少ない地区では「強まっている」「やや強まっている」という回答は4割以下で、他地区に比べて通学可能は範囲の大学を選ぶ志向がやや弱い傾向にあった。

 進路選択・決定における保護者の意向は、「強まっている」「やや強まっている」が50%。「弱まっている」傾向の回答はほとんどみられなかった。この割合は近年あまり変動しておらず、子どもの進路決定に保護者が深く関わる傾向が弱まることはなさそうだという。

 奨学金・奨学金制度の活用を考える生徒は、「増えている」「やや増えている」61%、「変化なし」38%。大学独自の奨学金制度の導入・拡大が進んでいることや、2020年度より国による新しい修学支援制度の発足など、奨学金を充実させる動きがあることもあり、活用を考える傾向は年々強まっている。家庭の事情で大学への進学自体を見直す生徒は、「変化なし」74%が最多。「減っている」「やや減っている」はわずか3%で、依然として家庭の経済環境の厳しさが高校生の進学に影響を与えているようすがうかがえた。

 アンケート結果の詳細は、Kei-Netの「入試・教育トピックス」で公開されている。

《リセマム 外岡紘代》

最終更新:1/14(火) 11:15
リセマム

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo! JAPAN 特設ページ