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薩長同盟「それほどじゃなかった」説 単なる提携? きょうは「ライバルが手を結ぶ日」

1/21(火) 7:00配信

withnews

 1月21日は「ライバルが手を結ぶ日」です。これは慶応2年1月21日(1866年3月7日)、それまで敵対関係にあった薩摩藩と長州藩が「薩長同盟」を締結したことが由来となっています。いがみ合う者同士が、目的のために協力し合う展開にはいつもドラマがあり、こうした描写はさまざまな作品で人々の心を動かしてきました。ところが、元となった薩長同盟には新たな見方が生まれているのをご存じでしょうか。

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「ライバルが手を結ぶ日」

 「敵だと思っていたアイツが!?」。1月上旬にはTwitterで「#敵だったけど味方になる系で好きなキャラ」というハッシュタグがトレンド入りし、漫画「ONE PIECE」に登場する「サー・クロコダイル」や「鋼の錬金術師」の「グリード」などが話題となっていました。

 2019年11月には、Yahoo!を展開するZホールディングスとLINEが経営統合を発表されるなど、経済界でも競合同士が手を組むというニュースがありました。

 ビジネスの世界は別としても、更なる大きな目的を果たすため、互いの敵対心に一度蓋をして力を合わせる展開に、胸を熱くする人たちも多いのではないでしょうか。

 そんな姿を思い出させる「ライバルが手を結ぶ日」ですが、由来となったのは150年以上前の「薩長同盟」です。

相いれない薩摩藩と長州藩

 幕末、敵対関係にあった、朝廷と幕府が協力する「公武合体」派の薩摩藩と、尊王攘夷派の長州藩。文久3年(1863年)に、薩摩藩は会津藩と手を組んで長州藩を京都から追放し、長州藩は翌年京都に攻め込むも敗退します。これにより長州藩は「朝廷の敵(朝敵)」とされ、藩の存続も危ぶまれる状況になりました。

 ライバルどころか溝が深すぎる仲とも言える両藩ですが、坂本龍馬と中岡慎太郎が仲介し、薩摩藩の西郷隆盛と長州藩の木戸孝允が薩長同盟を締結。江戸幕府の倒幕に向けた出発点とされています。

 《歴史ドラマなどでは、朝敵の汚名を着せられて窮地に陥った長州藩を救うため、坂本が渋る西郷隆盛を説得して会談を実現。二大倒幕勢力がようやく手を結ぶ場面として描かれることが多い。
 ――朝日新聞「薩長同盟、倒幕狙ってなかった? 龍馬の役割にも異説」(2016年9月4日)》

 薩長同盟は2018年に放送されたNHK大河ドラマ「西郷どん」でも、視聴者の心に強く残るシーンとなりました。

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最終更新:1/21(火) 8:42
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