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世界で最も先進的な工場として日本から初認定、日立大みか事業所など3工場

1/14(火) 6:45配信

MONOist

 世界経済フォーラム(WEF)は2020年1月10日、第4次産業革命をリードする世界で最も先進的な工場「ライトハウス(Lighthouse、灯台=指針)」として新たに18工場を認定したと発表した。今回は、日本関連で初めて、日立製作所の大みか事業所(茨城県 日立市)、GEヘルスケア・ジャパンの日野工場(東京都日野市)、三井海洋開発の海洋施設(ブラジル・リオデジャネイロ)の3工場が認定された。WEFが認定するライトハウスはこれで44工場となり、今後はグローバル・ライトハウス・ネットワーク(Global Lighthouse Network)として、第4次産業革命をけん引していくことが期待されている。

 ライトハウスの認定を受けた18工場は以下の通り。アジアは10工場で、宝山鋼鉄(中国上海市)、福田カミンズ(中国北京市)、ハイアール(中国瀋陽市)、インフィニオン(シンガポール)、ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカル(中国蘇州市)、マイクロン(シンガポール)、ウェイチャイ(中国イ坊市)、そして日立製作所の大みか事業所とGEヘルスケア・ジャパンの日野工場になる。

 欧州は3工場で、AGCO(ドイツ・マルクトオーバードルフ)、グラクソ・スミスクライン(英国・ウェア)、ヘンケル(ドイツ・デュッセルドルフ)。中南米は2工場で、ルノーグループ(ブラジル・クリチバ)、三井海洋開発(ブラジル・リオデジャネイロ市)・中東も2工場で、ペットキム(トルコ・イズミール)、ユニリーバ(アラブ首長国連邦・ドバイ)。北米は1工場でジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケア(米国・ジャクソンビル)となっている。

 日立製作所の大みか事業所は、鉄道や電力、上下水道、産業分野など重要社会インフラ向けの情報制御システムを手掛けている。これらのエンジニアリング、生産、メンテナンス業務において、産業に特化した広範なIoT(モノのインターネット)技術とデータ分析を活用することにより、品質を損なうことなくコア製品のリードタイムを50%短縮させたことが評価された。

 GEヘルスケア・ジャパンの日野工場は、GEグループのスマート工場「Brilliant Factory」の中で世界に7つあるショーケースサイトの1つとして知られている。30年以上の経験を有するリーン生産方式を、第4次産業革命のテクノロジーを使用してデジタル化し、その結果コスト30%削減やサイクルタイム46%短縮などの成果を得たことが評価された。

 三井海洋開発のブラジルの海洋施設は、石油採掘船の開発の加速と新しいアルゴリズムの指数関数的なスケールアップを実現するために、予知保全の高度分析、処理プラントのデジタルツイン、所有データプラットホームを活用し、ダウンタイム65%短縮につなげたという。

 なお、2020年1月21~24日にスイスのダボス・クロスタースで開催されるWEFの2020年年次総会では、ライトハウスに関連するセッションも予定されている。

MONOist

最終更新:1/14(火) 6:45
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