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中国、対米輸出12.5%減、輸入も20.9%減 貿易摩擦長期化 19年統計

1/14(火) 19:47配信

毎日新聞

 中国税関総署が14日発表した2019年の貿易統計によると、対米輸出は前年比12・5%減の4185億ドル(約46兆円)、輸入は20・9%減の1227億ドルだった。相手国製品に追加関税をかけあう米中の貿易戦争長期化で、輸出入ともに落ち込みが鮮明になった。

 中国の国・地域別の貿易総額で米国は欧州連合(EU)、東南アジア諸国連合(ASEAN)に次いで3位となり、18年の2位から後退した。

 19年の全体の輸入総額は2・8%減の2兆768億ドルとなり、3年ぶりに前年実績を下回った。対米不振に加え、中国経済の減速が輸入減少に拍車をかけたとみられる。一方、輸出総額は0・5%増の2兆4984億ドルとプラスを維持したものの、伸び率は18年(9・9%増)から大幅に縮小した。

 米中両政府は19年10月、貿易戦争収束に向けた「第1段階」の大筋合意に達し、互いに制裁・報復措置の発動を当面見合わせる一時休戦状態に入った。税関総署は14日の記者会見で、大筋合意後、米国からの農産物や自動車の輸入が急増していると指摘。「対米交渉の前向きな兆候は、企業の信頼性向上につながる」と輸出入の改善に期待を示した。

 米中両政府は15日、第1段階の合意をめぐりワシントンで協定文書に署名する予定。米国側によると、協定には中国による米国産農産物の輸入拡大などが盛りこまれている。【北京・赤間清広】

最終更新:1/14(火) 19:52
毎日新聞

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