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ひといちばい敏感でとても共感性の高い子どもをあらわすHSCとは? 感覚が敏感すぎる子のサポートはどうする?

1/14(火) 10:20配信

ベネッセ 教育情報サイト

HSP、HSCという言葉をご存じでしょうか。些細なことが気になって傷つきやすい一方で、感性豊かで芸術的で気持ちがやさしいという特性を持つ人たちのことです。
実は、5人に1人がこの気質の持ち主だといいます。HSCとはいったいなにか? HSCの子どもはどんなことで困っているのか、児童精神科医の長沼睦雄先生に教えてもらいました。

HSCの4つの特徴とは?

HSP(Highly Sensitive Person)というのは、1996年にアメリカの心理学者、エレイン・N・アーロン博士が発表した概念で、生まれつきとても敏感な感覚や感受性を持った人たちのことをいいます。HSC(Highly Sensitive Child)は、その子ども版です。

具体的に、HSCにはどのような特性があるのでしょうか。アーロン博士は次のように特徴を挙げています。
1)深く処理する
2)過剰に刺激を受けやすい
3)全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い
4)ささいな刺激を察知する

1)の深く処理するとは、感覚的な情報を深く受け取り考えるということです。物事の本質を突くような鋭い質問をしたり、大人びたことを言ったりするほか、じっくり考えているため、行動を起こすのに時間がかかることがあります。そのため、周りの人から見ると臆病や引っ込み思案のように見えることがあります。

2)は、他の人なら気にならない感覚刺激も無意識にキャッチし、肉体的にも精神的にも負荷がかかりやすく疲れやすいということです。そのため、遊びに誘ってもすぐにぐったりしてしまうことがあります。

3)は、よく泣いたり、びっくりしやすかったり、怖がったり、かんしゃくを起こしがちだったり感情の振り幅が大きいということです。こうした敏感さは自分だけでなく他者にも発揮されるため、自分ではなくお友達が怒られているにもかかわらず泣き出してしまうようなことがあります。これは、他者の悲しみや不安などの感情を強く受け取り反応しているからです。

4)は、小さな物音やかすかなにおい、人やもののエネルギーなど他の人なら気づかないようなちょっとした変化によく気づくということです。通常なら「たいしたことではない」と見過ごされることが、気になってしかたがないのです。

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最終更新:1/14(火) 10:20
ベネッセ 教育情報サイト

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