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十勝川流域 平均気温4度上昇なら洪水死4000人超 専門家「対策急務」

1/14(火) 6:02配信

北海道新聞

 開発局と道は、地球温暖化による気候変動で将来予測される十勝川流域(帯広市など)の洪水被害について、最大想定死者数が4千人を超えるとする推計をまとめた。現在の平均気温を条件にした最大想定死者数は1670人だが、平均気温の2度上昇で2873人、4度上昇で4326人に達すると試算。2度上昇は今後20年ほどで起こるとの見解もあり、専門家は「対策は急務」と話す。

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 開発局と道でつくる検討会が昨年12月に明らかにした。観測史上初めて1週間に三つの台風が道内に上陸した2016年8月の連続台風を受け、16年10月に検討会を設け、十勝川と常呂川(北見市など)を対象に治水対策を議論してきた。

 推計値は、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のシナリオに基づき、平均気温2度上昇(50年時点)と4度上昇(90年時点)の想定降水量で解析。開発局によると、流域を5キロ四方まで細かく分けて被害想定を出すのは全国でも初めてという。

 十勝川の流域人口を約30万人と設定。最大想定死者数は、住民の避難率が0%だった場合に決壊地点との距離や浸水の深さ、流速などを考慮して推計した。最大想定死者数の自治体別の内訳は公表していないが、十勝川や音更川沿いに市街地が広がる帯広市、十勝管内音更町、同幕別町の順番で被害が大きいとしている。

最終更新:1/14(火) 6:02
北海道新聞

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