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ソフトバンク中村晃、ウエート封印のわけ 栄養士と同居「動きいい」

1/14(火) 8:01配信

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクの中村晃外野手(30)が体も心も“若返り”を図って、超激戦区となった外野のレギュラー争いからの抜け出しを狙う。13日に長崎市内での自主トレを公開。ウエートトレーニングを封印し、加齢とともに狭まった股関節などの可動域を広げる取り組みをしているほか、食事面も専門家に依頼して見直した。心も若手ばりにギラつかせ、3年ぶりの全試合出場と4年ぶりの出塁率4割を誓った。

【写真】中村晃のバットが起こしたミラクル

■「ウエート」封印

 時折苦悶(くもん)の表情を浮かべながら、中村晃は懸命に汗を流した。重点的に強化しているのは臀部(でんぶ)と股関節だ。近年集中して取り組んだウエートは昨年途中から封印。「年齢を重ね筋肉が硬くなってきた。今は動きを重視して可動域を狭くしないように、広げられるようにトレーニングしている」と説明した。

 プロ13年目。11月には31歳になる。体の変化を敏感に感じ取っており、今回の自主トレには動ける体を取り戻す狙いがある。加えて「可動域が狭いと、結局腰なども痛くなる。それを防ぐためにもやっています」。昨季は腰痛にも苦しんで、出場44試合で打率2割4分5厘、3本塁打、11打点。「何もつかんだものがなかった」という悔しいシーズンを、繰り返すわけにはいかない。

 体調管理や肉体改造に向けて食事面も見直した。昨年の長崎自主トレではホテル住まいだったが、今回は一軒家を借り、ともに自主トレを行う釜元、栗原、田城らと共同生活。専門業者と契約して栄養士に住み込んでもらい、三食全て調理してもらっているという。玄米や豆などを使ったヘルシーな食事が多い。「昨年の血液検査の結果を基にメニューを決めてもらっている。今は動きもいい。体重の管理も。少し減らしたいので」とより動きやすい体を求め、例年より約2キロ減の体重82キロで今季に向かう方針だ。

 若手時代にレギュラー奪取に挑んだ時のように心もギラつかせる。外野には移籍のバレンティンはもちろん、柳田、グラシアル、上林、長谷川、ドラ1の佐藤(JR西日本)ら猛者がひしめく。「試合に出たい。その気持ちは強い。若い時の気持ちぐらいでいかないと、簡単にはじき返される。それだけすごいメンバーがいる。外国人だけではない。長谷川さんもすごい」とあふれんばかりの闘志を燃やしている。

 新選手会長に就任。「裏方的な役割に徹する」と献身的な姿勢を強調した。一方で一選手としては「自分のことを大事にしたい。全試合に出て、出塁率はもう一度高いものを。4割は目指したい。キャンプ初日から紅白戦もできる状態でいくし、オープン戦からしっかりアピールする」と、2017年以来の全試合出場と16年にマークした自己最高の出塁率4割1分6厘の更新も見据える。戦国状態の外野定位置争いを制するという決意は固い。 (山田孝人)

◆苦闘の昨シーズン

 ▽自律神経失調症 昨年3月9日のオープン戦を欠場。右腹斜筋筋挫傷と診断されて離脱。同23日に球団が自律神経失調症と発表した。4月27日に3軍戦で実戦復帰。5月2日に2軍戦に出場し、同31日に出場選手登録をされ、同日の楽天戦(ヤフオクドーム)に7番右翼で即先発し、1打席目に同点二塁打を放った。

 ▽腰痛 6月11日の阪神戦(同)前の練習中に腰の痛みを訴え、そのまま試合も欠場。翌12日に出場選手登録を抹消された。7月27日の2軍戦で実戦復帰。8月10日の日本ハム戦(同)で1軍に復帰。6番右翼で先発して逆転の口火を切る内野安打を放った。

西日本スポーツ

最終更新:1/14(火) 14:51
西日本スポーツ

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