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ケント・ギルバート氏がゴーン被告逃亡問題に言及

1/14(火) 16:51配信

TOKYO HEADLINE WEB

 カリフォルニア州弁護士のケント・ギルバート氏が1月13日、昨年末に逃亡したカルロス・ゴーン被告の一連の問題について「ゴーンさんは有罪だと思っている。でも日本の司法制度については非常にいろいろな問題を提起してくれた」などと語った。

ゴーン被告が逮捕後初会見も真新しい話は特になく…

 ゴーン被告は金融商品取引法違反、会社法違反(特別背任)の罪で逮捕され、保釈中の昨年末にレバノンに逃亡。1月8日にレバノンの首都ベイルートで記者会見した。

 ギルバート氏はこの日、元総合格闘家でRIZINの解説を務める高田延彦と弁護士で元衆議院議員の横粂勝仁氏がMCを務めるインターネット配信番組「高田横粂の世相談義」に出演した。

 ギルバート氏は「ゴーンさんが犯罪を犯していないわけではない。あれは有罪。だけど彼が不満に思ったのは半年も奥さんに会うことができなかったこと。こんなのは拷問に過ぎないといったことを言っている。(取り調べに)弁護士を同席させることもできない。逮捕されては再逮捕を繰り返されて、結局自白させようとしている。でも本人は絶対に自白はしない。そうするといつまで独房には入っていなければいけないという絶望感に襲われたとは思う」とゴーン被告の内面に一定の理解を示しながらも、1日8時間とされた取り調べについては、他の日本の容疑者に比べ「短い」とし、他のケースと比べてゴーン被告に対しては「日本の拘置所は残虐ではない」などと話した。

 その一方で日本の検察については「脅迫と言っていいのかどうか分からないが検察の脅迫は有名」「何度も再逮捕するということは明らかに自白させるためだけのもの。彼が他の人たちと証拠隠滅といったことをするかもしれない、ということで長く拘束したいんだけど、現実問題としては告白させたいから」などと“人質司法”と言われるその取り調べの手法については批判した。

 またゴーン被告が会見で日産と検察の「陰謀論」を展開したのだがギルバート氏も「個人的には陰謀論説を信じている。ルノーと合併したくなかったので、西川さんたちがそれを止めるために事前に当局に相談して、こういうシナリオを作ったのではないかという気はする。1次資料は何もないし、陰謀論はあまり好きではないんだけど、そうでなかったらなぜ西川さんが刑務所に入っていないのか? 司法取引をしているのか? 西川さんは同じような報酬をもらっているので、司法取引をしていないのなら、なんで逮捕されていないのか? これは不平等。発表されていないだけで司法取引はしていると思う。それは裁判になったら明らかになると思うけど」と疑問を投げかけた。

 これには横粂氏も「司法取引に不自然なところがある。現状公表されているのは2名だけ。その方々は不起訴になっている」と同調。

 司法取引には自分の罪を認める見返りに形を減免する「自己負罪型」と自分以外の他人の捜査に協力する見返りとして刑を減免する「捜査公判協力型」の2つがあるのだが、日本で導入されているのは後者のみ。

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最終更新:1/15(水) 12:34
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