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2019年太陽光発電10大ニュース 新市場創出の動きが活発化

1/14(火) 20:25配信

LIMO

本記事の3つのポイント

 ・ 太陽光発電は発電コストの低下やSDGsの取り組みなどを背景に拡大。19年も前年を上回る導入量を達成、20年以降も年間120GW前後の導入が続く
 ・ 中国勢が上位を独占しており、出荷競争で勝ち抜くため、各社は生産能力の増強を加速。1社あたり20GWを超える規模に
 ・ 中国は現在主流の結晶シリコンの生産および技術開発で世界をリードしており、PSCや3-V族など次世代技術の開発にも力を入れている

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 太陽光発電(PV)は発電コストの低下やSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みなどを背景に、世界市場で普及・拡大が進んでいる。2019年は前年を上回る導入を果たしたもようで、補助金に頼らない自律成長も始まっている。

 かつて世界市場をリードした日本企業は事業縮小が続くが、PVの出荷で上位を独占する中国勢は生産能力増強を加速している。また、ペロブスカイト太陽電池(PSC)の商業化や車載PVなど、新市場創出の動きも活発化している。

 今回は19年の太陽光発電10大ニュースを選出し、20年の市場および技術動向を展望する。

(1)19年もPV市場は成長

 18年はPVの年間導入量が100GW(IEAは99.9GW、SolarPower Europeは102.4GWと算出)の大台に達したが、19年はさらにこれを上回る導入が実現しそうだ。

 19年の導入量については、SolarPower Europeがミディアム・シナリオで128.4GW、英IHS Markitは129GW、英Wood Mackenzieは114.5GW、台湾Energy Trendは125GWという数値を発表している。

 牽引役だった中国はさすがに伸びが鈍化しているものの、欧州が再び成長トレンドに入っており、南米、中東、アフリカなどでもGW市場が相次ぎ立ち上がりつつある。

 長年、PVの導入はFIT(固定価格買取制度)などの補助政策が支えてきたが、発電コストが下がったことで、世界市場で自律成長が始まっている。20年以降も年間120GW前後の導入が続くと期待されている。

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最終更新:1/14(火) 20:25
LIMO

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