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警察OB「ごく稀にある…」警官に取り押さえられた男性死亡 “制圧”適切だったか…入手写真もとに検証

1/14(火) 17:03配信

東海テレビ

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 3人の警察官に取り押さえられた男性…。愛知県稲沢市でパトカーのサイドミラーを壊し現行犯逮捕された男性が、警察官に取り押さえられた際に意識を失い、その後死亡した問題。その制圧の様子を捉えた写真です。警察官の制圧は適切だったのか、写真をもとに検証します。

 東海テレビが独自に入手した写真。うつぶせの男性を警察官が3人がかりで取り押さえています。1人が馬乗りになり、別の1人が両手で男性の顔を押さえつけている様子が分かります。

 この後男性は意識を失い、病院に搬送されましたが、その後死亡しました。

(リポート)
「男はこちらの場所で、警察官3人に取り押さえられたということです。頭や肩を抑えられた状態だったといいます」

 稲沢市祖父江町で12日夕方、職業不詳の57歳の男性がパトカーのサイドミラーを壊し、公務執行妨害の現行犯で逮捕されました。

 警察によりますと、男性が逮捕後も暴れ続けたため、警察官3人がかりで取り押さえていたところ、突然男性は意識を失いました。

 男性は釈放され、病院に搬送されましたが、およそ6時間後に死亡しました。捜査関係者によりますと男性に持病はなかったとみられています。

(リポート)
「男性はこちらで行われた町内会の会合で、草刈りをめぐってトラブルとなり警察沙汰となっていたということです」

男性:
「彼がちょっと気になるようなことがあったみたいで、今回は初めからずっと興奮されて話を…」

女性:
「一緒にいた人が外へ連れ出して、それでも収まらなかったので警察を呼んで…」

 男性は酒に酔った状態でした。駆け付けた警察官はパトカーで男性を自宅に送り届けましたが、男性は再び暴れ出し、犯行に及んだということです。

 警察官の制圧の仕方に問題はなかったのか、元・愛知県警捜査一課の堀口茂樹さん(71)に聞きました。

元愛知県警・堀口茂樹さん:
「動かないように、それぞれ前の二人が片足で男性の肩のあたりを押さえている。首を固定するとなかなか体は動きませんので、そういう人間の体の仕組みを利用している。これはわれわれから見て、『ごく一般的な押さえ方』だなと感じます」

 一方、注意しなくてはいけないのが…。

元愛知県警・堀口茂樹さん:
「飲酒したうえで暴れまわっている人が、時々押さえつけて亡くなる。ごく稀にある。血圧関係が高かったりすると、瞬間的ないわゆる脳出血ですね。脳の圧迫で亡くなる。制圧時間はできるだけ短く、必要な措置を迅速にとることが一番重要なことです」

 警察の内部資料には「上半身を過度に圧迫しない」「うつ伏せの状態での制止を継続しない」などの注意点があるといいます。

 今回の取り押さえについて、愛知県警稲沢署の吉田浩之署長は、「暴れたため取り押さえたが、結果として亡くなっているので適正とはならない。制圧の時間が長すぎなかったか死因などを調べて判断する必要がある」と話しています。

※画像は視聴者撮影

東海テレビ

最終更新:1/14(火) 17:31
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