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【日経新春杯 今週のキーマン】高橋忠調教師、レッドジェニアルと新コンビの武豊騎手にG1狙えるか「冷静に、冷酷にジャッジしてもらいたい」

1/14(火) 6:00配信

スポーツ報知

◆第67回日経新春杯・G2(1月19日・芝2400メートル、京都競馬場)

 伝統の長距離ハンデ重賞、第67回日経新春杯・G2は19日、京都競馬場の芝2400メートルで行われる。昨年の京都新聞杯の覇者で、菊花賞(6着)以来の始動戦となるレッドジェニアル(牡4歳)を管理する高橋義忠調教師(50)=栗東=は、玉木宏征記者の直撃に、鞍上に武豊騎手を迎え、今後を占う大事な一戦になると明かした。

 ―厩舎のホームページのスタッフブログにもレッドジェニアルが登場していますね。

 「はい。競馬の裏側を伝えたい思いで、開業当初からHPなどで情報発信を続けています」

 ―前走の菊花賞は6着でした。その後はどう過ごしていたんですか?

 「山元トレセン(宮城県)に戻しましたが、牧場のスタッフから『菊花賞に向けて調整していた時と比べて状態がすぐれない』と聞いていました。山元の坂路が改修工事に入ることもあり、12月初旬に栗東に帰厩しました」

 ―入厩後の状態は?

 「年末ぐらいからようやく見通しが立ってきました。細かく修正したい点は多々ありますが、競馬に行けば問題ない程度なので、予定通り9日の1週前追い切りで豊さんに乗ってもらいました。総評としては『いい馬』と言ってもらえました。レースまでしっかり微調整していきます」

 ―京都では昨年5月に重賞(京都新聞杯・G2)を勝っています。

 「当時はうまくいった部分もありました。菊花賞にしても道中ハミをかむ面があったように、まだ一番苦しい場面でそれを受け入れられず、精神的にもろい面はあります。3歳でデビューした馬ですからね。ダービー(8着)でも走れているし、距離はこなせると思っています」

 ―武豊騎手が騎乗することになった経緯は?

 「勝ちに走って、成績を残すための乗り替わりではないですよ。酒井騎手がミスをしたわけでは一切ない。競馬前にスイッチが入るので、念のため厩舎装鞍をしている馬。酒井騎手が(武豊騎手と比べて)体重が軽いので、鞍だけで10キロ以上になります。それを厩舎装鞍のぶん、他馬より30分ぐらい長くつけて競馬に臨むので、少なからずストレスになりますからね」

 ―春の目標は大阪杯(4月5日、阪神)か天皇賞(5月3日、京都)になりますか?

 「競馬のすべてを分かっている豊さんに、この馬のことを冷静に、冷酷にジャッジしてもらいたい。それを踏まえて今後の路線を決める、大事な一戦になると思っています」

 ◆高橋 義忠(たかはし・よしただ)1969年5月3日、滋賀県出身。50歳。95年から厩務員、助手を経て、11年に栗東トレセンで厩舎を開業。JRA通算189勝。18年の高松宮記念、スプリンターズS(いずれもファインニードル)のG12勝を含むJRA重賞17勝。好きな食べ物は肉。

 <取材後記>父はメイショウサムソンなどを手がけた高橋成忠元調教師。自身は飛行機が好きで「もともとパイロットを目指していた」とのことだが、今では厩舎のHP、ツイッター(ぜひフォローを!)、ユーチューブ(高橋義忠TV)を展開し、調教師会では労務を担当。競馬の魅力や裏側を積極的に発信し、外部からの人材(厩舎スタッフなど)確保に尽力している。ちなみに好きなユーチューバーはケニチ(1人飲みの番組を配信)とのこと。

 「筋書きがないから『リアル』が見られるのがいい。ユーチューバーになろうと思っているわけではないですよ(笑い)」

 私事で恐縮だが、昨年11月に入社するまで、営業職などでいろいろな社長にお会いしてきた。競馬界の未来を日々考え、視野が広い一般企業の社長のような師に、営業時代の記憶がよみがえった。(玉木 宏征)

報知新聞社

最終更新:1/14(火) 8:13
スポーツ報知

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