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川崎市はなぜ差別に刑事罰を科したか 全国初、「表現の自由」に配慮し厳格条件 川崎の差別禁止条例(1)

1/15(水) 7:12配信

47NEWS

 ▽「条例で守られる」

 条例制定を求めてきた市民団体「ヘイトスピーチを許さない かわさき市民ネットワーク」も成立後に記者会見を開き、「差別で人を傷つけることの責任が明確化された」と評価した。

 裵重度(ペ・ジュンド)さん(76)は「差別や排外意識が直ちに一掃されるとは思わないが、犯罪だという意識が定着すれば、なくなっていく」と期待。石日分(ソク・イルブン)さん(88)は「日本に溶け込んで仲良く暮らしていて、私たちは差別される何のいわれもない。条例で守られることになり、うれしい」と話した。

 崔江以子(チェ・カンイジャ)さん(46)は「以前は職場に『朝鮮に帰れ』と電話があったが、条例素案発表の6月以降は一度もない。成立前から抑止効果は発揮され、既に守られている。今後も抑止効果に期待する」と強調した。

 「表現の自由に十分配慮した条例だ」と評価したのは、メンバーの神原元(かんばら・はじめ)弁護士。「ヘイトデモの現場で警察官がいきなり違反者を捕まえるのではなく、事後的に行政がヘイト認定し、次にデモを計画した場合に禁止するなど、事後規制に徹している。現場でただちに禁止される訳ではないが、これでデモはなくなっていくだろう」と期待を込めた。(続く)

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最終更新:1/15(水) 7:12
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