ここから本文です

19年国内債券・国際債券型リターン―リスク選好で18年と真逆に、ハイイールド債など上位

1/15(水) 15:30配信

モーニングスター

 19年の国内債券型、国際債券型ファンドのパフォーマンスを見ると、比較的リスクの高いハイイールド債券や新興国債券が良好となった。モーニングスターインデックスに基づき19年のカテゴリー別リターンを見たところ、25カテゴリーのうち「国際債券・ハイイールド債(為替ヘッジなし)」が12.02%で第1位となったほか、「国際債券・エマージング・複数国(為替ヘッジなし)」が11.23%で第2位となった。単一の新興国を対象とする「国際債券・エマージング・単一国(為替ヘッジなし)」も9.60%で第4位と優位になった。

 19年にFRB(米連邦準備制度理事会)が3度の利下げを実施するなど先進国で緩和的な金融政策が行われる中、より高い利回りを求めた資金がハイイールド債券や新興国債券に向かった。特にハイイールド債券は株高で投資家のリスク許容度が改善する中で買われる傾向があり、世界的に株価が上昇した19年も良好な市場環境となった。リターンは「国際債券・ハイイールド債(為替ヘッジなし)」が13年以来、「国際債券・エマージング・複数国(為替ヘッジなし)」が14年以来の高水準だった。

 ただし、ハイイールド債券や新興国債券はいずれも債券の中では比較的リスクが高い点は留意が必要で、両カテゴリーは前年(18年)にいずれも▲10%近くのマイナスリターンを記録しており、順位はそれぞれ第23位、第24位と、19年と真逆のパフォーマンスとなっていた。

 一方、19年に下位となったのは国内債券型で、低金利環境が続く中で相対的に劣後している。もっとも、国内債券型の主要カテゴリーである「国内債券・中長期債」はリターンが1.32%と、国際債券型との比較では見劣りするものの、同カテゴリーのリターンとしては過去5年で16年の2.08%に次ぎ2番目に良好。日本の10年国債利回りは18年末に▲0.01%だったが、19年8月に一時▲0.29%と過去最低の▲0.30%に接近するなど金利低下(債券価格の上昇)がパフォーマンスを押し上げる場面があった。

1/2ページ

最終更新:1/15(水) 15:30
モーニングスター

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事