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バランス型で高パフォーマンスファンドの選好強まる、19年は5ツ星ファンドに5281億円流入

1/15(水) 21:15配信

モーニングスター

 資金流入が続くバランス型ファンドにおいて、高パフォーマンスファンドへ資金が向かう動きが強まっている。

 19年(12月はモーニングスター推計値)の国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用含む、ETF除く)におけるモーニングスター大分類別(10分類)の純資金流出入では、全体が4468億円の流出超過となる中で、バランス型が1兆2915億円の流入超過となり、大分類の中で最も多くの資金が流入した。バランス型への資金流入超過は6年連続となる。

 もう少し細かくモーニングスターカテゴリーで見ても、19年は「安定成長」が9113億円の流入超過となり、対象となる全75カテゴリー中で流入超過額トップ。「成長」が2432億円の流入超過で第3位、「安定」が694億円の注入超過で第8位、「バランス」が528億円の流入超過で第11位とバランスファンドが上位。18年には「安定成長」と「バランス」、17年には「安定成長」と「安定」が流入超過額上位10位内となった。なお、モーニングスターでは、バランス型ファンドについて、株式とREITのリスク資産の比率に応じて、比率の低い順に、「安定」、「安定成長」、「バランス」、「成長」の4つのカテゴリーに分類している。
 
 ほぼ全面的に流入超過が続いている感もするバランスファンドだが、5年前(14年)、3年前(16年)、そして19年の年間の流出入額について、各年12月末時点のモーニングスターレーティングと絡めて見ると、見え方が変わる。モーニングスターレーティングは、リスク調整後のリターンがカテゴリー内でどの水準にあるかを5段階で表したもので、最上位の5ツ星が最も優れたパフォーマンスを挙げていることになる。

 5ツ星のバランスファンドの資金流出入動向を見ると、14年が762億円の流出超過であったのに対し、16年は2446億円の流入超過、19年は5281億円の流入超過となった。5ツ星の次にパフォーマンスに優れる4ツ星では、14年、16年の流出超過が19年には2298億円の流入超過となった。一方、3ツ星以下はいずれの年も流出超過となり、特に2ツ星では、流出超過額が14年の141億円から、16年1396億円、19年1727億円と膨らんでいる。直近5年間で見ると、高レーティングファンドを選好する動きが広がっている。

 19年末のレーティングが5ツ星のバランスファンドの中で同年の流入超過額が最も大きかったのは「東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)」の2288億円。続く第2位は同シリーズの「東京海上・円資産バランスファンド(年1回決算型)」で1602億円、第3位は「スマート・ファイブ(毎月決算型)」で551億円であった。

武石謙作

最終更新:1/15(水) 21:15
モーニングスター

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