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福島の古関裕而記念館 殿堂入り、次回以降に期待

1/15(水) 9:34配信

福島民報

 野球殿堂の特別表彰が発表された十四日、福島市出身の作曲家古関裕而さんは殿堂入りを逃したものの、候補者十人のうち六番目となる二票を得た。関係者は功績をさらに広めて悲願達成を目指すとの思いを強め、来年以降の殿堂入りに期待した。

 福島市は古関裕而記念館で記念セレモニーの準備を整えていたが、吉報は届かなかった。「古関裕而氏の野球殿堂入りを実現する会」会長を務める木幡浩市長は「今後も殿堂入りの実現へ活動を続ける」とコメントした。

 三月には古関さん夫妻をモデルにしたNHK連続テレビ小説「エール」の放送開始、七月には福島市で野球・ソフトボール競技が行われる東京五輪が控える。渡辺博美福島商工会議所会頭は「エールで注目度がさらに高まる」と期待を寄せ、古関さんの長男正裕さん(73)=東京都=は「殿堂入りを望む声は高まっている。五輪で福島がさらに盛り上がってほしい」と話した。

 今回、特別表彰に選ばれた元慶大監督の故前田祐吉氏と元早大監督の故石井連蔵氏は二〇一七(平成二十九)年に候補者となり、四年目で殿堂入りした。二〇一七年は前田氏が一票、石井氏は得票なし、二〇一八、二〇一九年はいずれも三票ずつだった。二票を得た古関さんは来年も候補者となる可能性が高い。野球と応援歌に詳しく、古関さんの殿堂入りを提唱する慶大名誉教授の池井優さん(84)=横浜市=は「候補者入りすることが重要。得票したのは大きい」と強調した。

 古関さんの母校・福島商高の同窓会長を務める引地洲夫さん(80)は「福島商高の校訓である不撓不屈(ふとうふくつ)の精神で今後も取り組む」と粘り強い活動を誓った。

   ◇  ◇ 

 古関裕而氏の野球殿堂入りを実現する会は福島市、福島商工会議所、福島商高同窓会、福島民報社が発起人となって設立された。

■「古関メロディー30選」来月7日まで受け付け

 福島民報社は古関裕而さんの名曲に光を当てる「あなたが選ぶ古関メロディーベスト30」の投票を二月七日まで受け付けている。

 百十曲の候補曲や投票方法はインターネットの特設サイト(https://koseki-melody.com)で紹介している。昨年十二月十日付と今年一月十日付の福島民報に投票用紙を掲載したほか、福島民報販売店にチラシを設置している。

最終更新:1/15(水) 9:34
福島民報

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