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天然の屋外スケート場がオープン危機 台風被災と暖冬の影響で整備進まず

1/15(水) 8:04配信

下野新聞SOON

 昨年、8年ぶりに再開した栃木県栃木市内唯一の天然リンクの屋外スケート場「宮スケートセンター」(千塚町)で、今シーズンのオープンが危ぶまれている。台風19号で被災し、地元住民が整備を進めてきたが、暖冬の影響で氷の張りが良くない。ただ「もし氷が張れば、ぜひ地元の子どもたちに滑ってほしい」と期待。地元小学校の授業での活用に向け、リンク周辺の清掃やスケート靴磨きに余念がない。

 スケート場は永野川沿いの桜の名所「宮の桜堤」付近の農地を活用し、1958年にオープンした。2カ所合わせ約3500平方メートルのリンクがある。

 管理者が亡くなり2011年に閉鎖したが、復活を望む声もあり昨年、地元の地域おこし組織「吹上地区まちづくり協議会」を中心に再開。約1400人もの来場者でにぎわった。

 今年もオープンする方向で進めていたが、台風19号で隣接する永野川が増水。駐車場にしていた堤防が数十メートルにわたり大きくえぐられた。土砂も大量に堆積し、スケート場までたどり着けないような状況だった。

 地元住家の被災もあり整備に着手したのは先月中旬。重機で応急的に道を作り、何とか車が通れるようにした。駐車場は狭くなったが、今月中のオープンを目指し清掃を行ってきた。

 しかし暖冬で肝心の氷が全く張らない。氷の厚さはオープンの目安となる1割以下。宇都宮地方気象台によると今後も冷え込みが少なく、気温も平年よりやや高い日が続く予報で、同協議会の酒巻幸夫(さかまきゆきお)会長(58)は「もう一般向けのオープンは諦めています」と手を上げる。

 昨年のオープン日は地元の子どもたちでにぎわった。小学校のスケートの授業でも使用され、児童から好評だった。酒巻会長は「地元でなかなかスケートができる機会はない。楽しみにしている人もいると思うし、何とか氷が張ってほしい」と強く願っている。

下野新聞社

最終更新:1/15(水) 8:04
下野新聞SOON

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