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札幌・大通南側、再開発ラッシュ 移転先に困るテナントも?

1/15(水) 10:46配信

北海道新聞

2030年の新幹線札幌延伸見据え

 札幌市中央区の大通南側で商業施設の再開発計画が相次ぎ浮上している。「ピヴォ」(南2西4)は昨年12月、隣接地も含め複合ビル化する構想が明らかになった。「ススキノラフィラ」(南4西4)や「イケウチゲート」(南1西2)は年内に閉店し、再開発する方針だ。関係者からは、大通地区の活性化になるとの期待の半面、再開発の時期が集中すればテナントの移転先がなくなるとの懸念も出ている。

 ピヴォの土地、建物を買収したビル賃貸大手ダイビル(大阪)は、1日付で中央区内に札幌事業室を開設した。室長1人が常駐し、再開発の拠点とする。現段階では低層階に商業施設、中上層階にオフィスやホテルが入る複合ビルを、北海道新幹線札幌延伸の2030年度末までに開業させる想定。商業施設にピヴォの名前を残す可能性もあるという。田中健輔取締役常務執行役員は「2年で概要を固め、23~24年に着工できれば」と話す。

 札幌市中心部では、03年のJRタワー開業以降、大通地区からJR札幌駅周辺に商業地の重心が移り、大丸札幌店は18年度の売上高が669億円と、大通地区の札幌三越、丸井今井札幌本店の2店合計(653億円)を初めて上回った。札幌駅周辺では札幌西武跡地などで複数の再開発計画が検討されるなど勢いは止まらない。

 これに対し、大通南側でもピヴォを含め、再開発への投資の動きが出ている。5月に閉店するラフィラはデベロッパー1社と交渉を進めている。複合ビルとして再開発する方針で地権者5社は一致。計画が早期にまとまれば23年にも開業させる。

最終更新:1/15(水) 10:46
北海道新聞

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