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大阪桐蔭の夏の連覇を阻止した金光大阪 秋4強も2度のコールド負けを糧に春の飛躍を狙う

1/15(水) 18:00配信

高校野球ドットコム

厳しい現実を受け入れ、課題を乗り越えていく

 ただ、チームは準優勝で夏は終わり、チームは新体制。再び甲子園を目指して再スタートを切るわけだが、横井監督は厳しい船出になることを想定していた。
 「メンバーには2年生が2人しかおらず、チーム運営も3年生が中心でした。ですので、あらゆるところでマイナスのスタートだったと思います」

 力量も少し落ち、夏の間の練習試合も内容が悪いことが多かった。それでも金光大阪の伝統である守備を磨くべくノックを中心に練習を重ねつつ、時にはパート練習で選手それぞれが課題に向き合って来る秋に向けて着々と準備を進めてきた。新チームから主将に就任した竹島佑毅は「みんなでやっていく中で徐々に1つになれていた」と手ごたえを感じながら過ごしてきた。

 そして迎えた秋、金光大阪は大阪偕星学園や北野などを下して何とか準決勝まで勝ち上がった。だが準決勝の履正社には1対11、近畿大会最後の切符がかかった3位決定戦・初芝立命館戦では6対17。どちらもコールドで敗れ、大阪4位という結果で2019年の公式戦を終えた。

 「春、夏のためにも、近畿大会は緊張ある空気の中でいろんなチームと戦える成長の場ですので、何とか行きたかったです。ただ、まだまだ力がないという現実を思い知らされました」

 コールド負けという結果に、厳しい現実をみた横井監督。しかし、「ベンチ入りもスタメンも半分は1年生でしたが、1年生は肌で強豪校の力を感じることが出来ました。2年生は自分たちの甘さを知ることができたので、チーム全体に伸びしろはまだあると思います」と可能性を感じている。

 そうしたなかで、より選手それぞれの課題を理解させるべく、練習試合ではいろんな選手に出場機会を与え経験値を積ませながら試合の中で課題を見つけさせた。

 竹島主将は、「秋はエラーから失点をしてしまい、負けました。この冬でしっかり改善して堅い守備で大会を勝ち抜けるようにしたいです。またスイングが履正社や大阪桐蔭などとは差があるので、それを埋められたらと思います」と話す。

 またエースとして秋の大会ベンチに入った西村純投手も「繋ぐ攻撃で準決勝まで行くことが出来ましたが、最後の粘りがなかったのは課題です。特に3位決定戦では粘った攻撃ができていなかったと思います」と語る。

 選手それぞれが課題を見つけ、春に向けて準備を進めていく金光大阪。この夏、再び激戦区・大阪を勝ち上がれるか注目だが、最後に横井監督が語った話を1つ出したい。

 金光大阪は普段、15時30分が終礼。そこから着替えて16時に練習が始まりアップには1時間かける。19時30分には練習を切り上げるため、ボールを使った練習は2時間半。その中で限られた時間で、成果を上げるには着替えや準備を素早くやるのは徹底事項だ。しかし、大会期間中の選手の怠慢な動きを見て、横井監督は「半日使って、着替えから練習の準備が完了するまでの時間をひたすら測りましたね」というエピソードを持ち出した。

 大会期間中であれば、なおさら練習時間が大事になるが、横井監督はそれを許さない。
 「試合前だからということをしたくないんです。例えば試合前に気になったことがあっても『試合が終わってからにしよう』としてしまうと、負けたら言いにくくなり後悔してしまうんです。
 また、その場で言わないで後回しにすると『今起こったことではないから』と思われてしまうんです。だったら試合の直前でもいつも通り、その場で言おうかなと思うんです」

 昨夏はピンチの場面でも、大阪桐蔭に勝利しても常に冷静に戦うことで準優勝までたどり着くことが出来た。『いつも通り冷静で』戦うことができるよう、選手たちは課題克服へ着々と練習を重ねていく。

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最終更新:1/15(水) 18:00
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