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【アンチ派も試して欲しい】テスラ・モデル3 スタンダードレンジに試乗

1/15(水) 9:50配信

AUTOCAR JAPAN

英国で手に入る最も安価なテスラ

text:James Attwood(ジェームス・アトウッド)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)
 
エントリーグレードのモデル3は、多くの人が望むテスラを形にしたモデルかもしれない。もしかすると。

【写真】モデル3とS、BMW 330e (95枚)

正確にはイーロン・マスクが約束していた3万5000ドル(378万円)のモデル3ではないが、それに最も近い価格のクルマだとはいえる。このスタンダードレンジ・プラスのモデル3は、現在英国で手に入る最も安価なテスラだ。

為替レートの変動に、アメリカからの輸送コストなどを踏まえて、この右ハンドルのテスラ・モデル3の英国価格は3万6340ポンド(516万円)。ツインモーターと搭載するモデル3ロングレンジと比べると、1万ポンド(142万円)近く安い。

スタンダードレンジ・プラスの場合、プレミアム要素は限定的になり、コネクティビティの利用にも制限がかかる。それ以上の違いとなるのが、ツインモーター合計で370psの4輪駆動から、シングルモーターで255psの後輪駆動となるところ。

バッテリー容量も同様に縮小。WLTPでの航続距離は、560kmから408kmへと短くなる。

モデル3で一目置くべきところは、英国への参入は比較的最近であるのにも関わらず、デザインは既に見慣れた感じがするところ。目立って美しいとはいえないが、明確な個性を備えているデザインでもある。

運転席に座った眺めでいうと、テスラのようなデザインのクルマは今のところ他にはない。モデル3のアプローチは、それを更に煮詰めたものだと思う。

モニターに操作系が集約されたインテリア

ダッシュボードでは、大型のタッチモニターが強い存在感を放つ。クルマのほぼすべての機能を操作するインターフェイスであり、物理的なスイッチやその他のディスプレイは最小限に留められている。

テスラの多くのファンが、未来を指し示したデザインだと主張する。だが自動車業界のデザイナーなどからは、機能よりスタイル優先の、スタディのようだと批判する声も聞こえる。この議論はテスラでは珍しい話ではない。その中間にあるのではないだろうか。

ただし、ステアリングのチルトやテレスコピックの調整すら、モニターを介して行わなければならない。テスラ・ファンでも不必要に煩雑だと感じるところだと思う。

反面、テスラを批判する人でも、余分なものが削ぎ落とされたインテリアは広々としており、特別な印象を感じるはず。一度ステアリングの位置調整が済めば、機能性も良い。同時に、安価な素材が簡単に目に入ることにも気付くかもしれない。

クルマのスピードはモニターの上端に表示される。本能ではなく理性をもって運転していれば、従来的なステアリングの奥にあるメーターと同じくらい見やすく感じる。

物理的な制御スイッチは、ステアリングコラムに生えた2本のアームと、ステアリングホイール上の2つのコントロールボタン。マルチファンクションで使いやすく、運転中で最も多用する機能に対応している。

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最終更新:1/15(水) 9:50
AUTOCAR JAPAN

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