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持続可能な観光へ 西表島の入島制限 沖縄県が目標値設定へ

1/15(水) 18:10配信

沖縄タイムス

[守り継ぐ 命の島 琉球弧世界自然遺産へ]

 「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」の今夏の世界自然遺産登録を目指す県は、竹富町西表島への観光客の入島人数に上限を設定する方針を固めた。上限は規制値ではなく目標値とする。登録で観光客が増えることが予想されるため、自然への過度な負荷を避け、持続可能な観光管理をするのが目的。

 30日に島内である関係団体などとの会合で人数や方法などを議論する。

 県自然保護課世界自然遺産推進室によると、2018年に西表島を訪れた観光客数は約30万人。島民からは自然遺産登録で観光客が増加し、イリオモテヤマネコなど希少動物の交通事故や、定期船混雑など住民生活への支障を懸念する声が上がっている。

 登録の可否を判断する国際自然保護連合(IUCN)の評価報告書でも、同島をはじめ候補地の収容力に応じた適切な訪問者管理が指摘された。

 県は、自然環境や住民生活への影響を抑えるため、受け入れ可能な来島者数の調査や上限の設定、定期的なモニタリングの実施などを盛り込んだ観光管理計画素案を作成。今後、島民ら地元の合意形成を得て、本年度内に同計画を策定し、登録に向けた理解につなげたいとしている。

最終更新:1/15(水) 18:10
沖縄タイムス

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