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「国内REIT」、19年は1705億円と3年ぶり流入超過、11月に1年ぶり流出も速やかに回復

1/16(木) 22:45配信

モーニングスター

 19年(12月はモーニングスター推計値)の国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用含む、ETF除く)の純資金流出入額において、モーニングスター大分類「国内REIT」が1705億円の純資金流入となり、3年ぶりの流入超過となった。

 11月には、東証REIT指数(配当込み)が7カ月ぶりに下落したことを受けて売りが優勢となり、339億円の純資金流出と1年ぶりの流出超過となったが、12月は92億円の流入超過となった。東証REIT指数(配当込み)が12月に前月比▲2.92%と続落する中でも速やかに流入基調を回復した。

 背景には、低金利と堅調なオフィス需要という国内REIT市場を取り巻く良好な環境が継続するとの見方がある。日銀の緩和的な金融政策には変わりがなく、低金利環境は今後も継続が見込まれる。オフィス市場は、オフィス仲介大手の三鬼商事によると、19年12月時点の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス空室率が1.55%と過去最低を更新したほか、オフィス平均賃料も72カ月連続で上昇。20年の大量供給による需給悪化を警戒する見方もあったが、新規オフィスの多くでテナントの入居が決定していると伝わるなど、懸念は後退している。また、15日時点のJ-REITの平均分配金利回りは3.58%と、ゼロ近辺で推移する10年国債利回りと比べた利回りは高い。

 19年の大分類別リターンでは「国内REIT」が25.23%となり、全10分類中トップとなった。良好な市場環境と好パフォーマンス、相対的に高い利回りなどを背景に、今後も「国内REIT」への流入基調が継続するか注視したい。

武石謙作

最終更新:1/16(木) 22:45
モーニングスター

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