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暖冬 後を引く… 赤城大沼 ワカサギ釣り解禁できず ゲレンデも雪不足 冬季レジャーに打撃

1/16(木) 6:03配信

上毛新聞

 平年は11月中旬に見られる前橋の初霜が今月15日現在もなお観測されず、群馬県内は暖冬傾向が鮮明だ。冬の風物詩の氷上ワカサギ釣りは結氷不足で解禁できず、スキー場の多くが降雪不足から一部ゲレンデを開放できずにいる一方、冬季閉鎖を免れるゴルフ場には恩恵となっている。気象庁は関東甲信地方が今後、2月上旬にかけて平年よりも気温が高くなると予想。冬季レジャー関係者には悩ましい陽気が続きそうだ。

◎前橋の初霜観測もまだ 「こんな年は初めて」

 毎年、多くの釣り客でにぎわう赤城大沼(前橋市)の氷上ワカサギ釣り。赤城大沼漁業協同組合(青木泰孝組合長)が11日に実施した氷厚検査で、組合が設ける基準(15センチ)を下回る8~12センチにとどまった。15日朝の再検査では厚い部分は20センチ近くになったが、まだ11センチ程度の部分も。安全面を考慮して解禁を見合わせ、19日に再び検査することにした。

 全国的な暖冬傾向で、福島や長野など近隣県でもワカサギ釣り解禁のめどが立っていない状況。青木組合長は「(いち早く解禁し)観光客が殺到した場合、危険が生じることもある」と説明し、慎重に見極める考えを示した。

 高崎市の榛名湖でのワカサギ釣りもまだ解禁されていない。榛名湖漁業協同組合の野口正博組合長は「今年は全然氷が張らない。例年のこの時季は3分の2くらい氷が張るが、こんな年は初めて」と話した。

 北部の山間地も降雪量の少なさに悩まされている。嬬恋村のスキー場「パルコール嬬恋リゾート」は例年に比べ30~40センチほど積雪が少ない。例年1月中旬には全面滑走が可能だが、今年はまだ7割程度という。担当者は「自然降雪はほぼない状態。3月末まで営業予定で、降雪を待つしかない」と打ち明ける。

 沼田市の老神温泉は18日から雪や氷の灯籠が温泉街を照らすイベント「老神温泉 雪ほたる」を予定するが、積雪不足で開催時期の変更を検討する。同温泉観光協会の金子充会長は「もう少し積もらないと難しい」と話していた。

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最終更新:1/16(木) 17:59
上毛新聞

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