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【ラグビー】具智元が語るシックス・ネーションズ 「スクラムに透けるスタイルを見よ」

1/16(木) 18:40配信

ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン)

 欧州、伝統、一つひとつの場面ににじむ重厚感。いよいよ2月1日にシックス・ネーションズが開幕する。開幕に向けた、日本ラグビー界を支える5名に「シックス・ネーションズが待ち切れない!」と題したインタビュー連載の第1回目。2019年ワールドカップ日本大会でインパクトを残したジャパンのPR具智元は、その体で、シックス・ネーションズのうちの2チーム、アイルランド、スコットランドと最前列で押し合った。猛者たちの体感を知るプロップに、スクラムから垣間見たシックス・ネーションズの世界を案内してもらおう。


■アイルランドのラグビーはスクラムから

「昨年のシックス・ネーションズは何度も見ました。スクラムばかりですけれど」

―ジウォン選手は、シックス・ネーションズの国々とは直接、スクラムを組んでいますね。

「ウェールズ以外は。そうですね」

―まずは大雑把に、この5か国の特徴を教えてください。

「そうですね。ヨーロッパはどこも、選手の体が大きい。個々の力がものすごく強い。それは共通点です。その上でまずアイルランドは、どこからでもペナルティを狙って、駆け引きをしてくる。W杯では、組んだ瞬間に、これはいい感覚でいけるなと思った。そこから強引に回して来られて、こちらが反則を取られて、私はちょっと冷静さを失いました」

―では、スコットランドは。

「意地、闘争心。何がなんでも押してくる。イングランドは、選手によって全然違う。僕の場合は内に内に入ろうとする相手でした(対面はA・ヘップバーン)。フランスは、引き出しが多いですね。チームとしていろいろ考えてくる(J・ポワロ)。イタリア(A・ロヴォッティ)は、うまく組めました。ターンオーバーでボールを奪ったのもありました」

―では、W杯でのやり取りから、アイルランドとスコットランドについてじっくりと。前半34分のスクラムが語り種です。

「みんなで押しました。相手の1番(C・ヒーリー)と2番の間を割ることができた。堀江さん(HO:ジウォン選手の左隣。翔太)も1番も同じ方向に力を集めることで、一気に押せました。堀江さんに状況を伝えて、回してくる相手への対策を一緒に整理できたのが大きかったです。回させないようにするために、まず相手の1番としっかり組みにいこうと。そうしたら、やっぱり簡単に回されなくなった。相手がそれでも強引に回そうとして、相手の1番と2番の密着が緩くなった。その瞬間に、割りました。堀江さんも『ついていくよ、いっていいよ』と声をかけてくれて、3人で同じ方向に力を集められました。一気に相手が崩れました。アイルランドのラグビー、試合の組み立てはスクラムから始まる。だから彼らにとって、スクラムは特に重要なんです。ジャパンとしてはそこを押さえることに大きな意味がありました」

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