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「模試の成績ダウン!?」「高倍率!?」受験のプロに聞く 保護者の入試直前対策[行きたい高校に行こう]

1/16(木) 11:22配信

ベネッセ 教育情報サイト

入試直前になると、「最後の模擬試験の結果が思わしくなかった」「志望校の倍率が予想より高い」といった不安の声をよく聞きます。この時期、お子さまが自信を持って入試に臨めるよう、保護者ができることはなんでしょうか。

進研ゼミ高校受験総合情報センター長の浅野剛が、入試直前期、保護者のかたに知っておいてほしいことについてお話しします。

「偏差値が下がった」=「学力が低下した」ではない!

「入試直前の模試で偏差値が下がったのですが、志望校の難易度を下げたほうがよいのでしょうか?」
入試相談で、保護者のかたからよくこんな質問を受けます。もちろん、受験校の見直しを検討すべきケースもあります。
ただし、偏差値は受験者の中での相対的な位置づけを示すものです。「偏差値が下がった」からといって、「学力が低下した」わけではないことは、ぜひおさえておいていただきたいと思います。特に教科別の偏差値は、問題の難易度によってたやすく上下します。

たとえば、12月と1月に模試を受け、英語がどちらも100点満点だったのに、12月の偏差値は73、1月は69だったということもありえます。これは、「12月に比べ、1月は問題が易しくなったために、受験者全体の中での位置づけが変わった」ということで、「偏差値4ポイント分の学力が低下した」わけではありません。

模試の偏差値を見て「がんばっているのにちっとも成績が伸びない!」と嘆く受験生の声もよく聞きますが、周囲もがんばっているために相対的な位置が上がらないだけで、実際は学力が伸びているケースも多いのです。

「A判定」は「合格」ではない!教科・単元別の課題を入念にチェック

模試の成績表を見るときは、前回と比べて「上がったか下がったか」よりも、ここ1年の成績の変化を、おおづかみに把握することが大切です。その上で大きな変化が見られれば、お子さまと一緒に教科・単元別の分析を見ながら、冷静に原因をつかんでいただきたいと思います。

たとえば、志望校の合格判定がずっとAだったのに、数学・理科の点数急落が原因でCとなった場合。「ダメじゃない、数学も理科ももっとがんばらないと!」とお子さまを責めるのは百害あって一利なしです。「中2のときから苦手だった電流の問題が出た」「習ったばかりの三平方の定理が演習不足だった」などと、お子さまに話を聞きながら、これから注力すべき課題を整理してあげるとよいですね。

逆に、合格判定が急に良くなった場合も、がんばったことはほめてあげつつ、理由はきちんと分析すべきです。たまたま得意な単元や相性の良い形式の問題がたくさん出たためかもしれません。他の受験生は必死に勉強しているわけですから、良い判定に有頂天になって手を抜くことは危険です。模試はあくまで次の学習の指針を立てるためのものであることを、保護者のかたも忘れないようにしてください。

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最終更新:1/16(木) 11:22
ベネッセ 教育情報サイト

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